このたび、『新修大阪市史 史料編』(全22巻)の第14巻「近代Ⅰ行政1」(A5判、850ぺ一ジ)を刊行しました。平成17年1月12日(水)から大阪市立中央図書館ほか大阪市内23館の地域図書館において閲覧することができます。
今回の第14巻は、本文編第5巻・第6巻のうち、慶応4年(1868)から明治45年(1912)にかけての行政関係史料約500項目を収載しています。この時期は動乱の時代であり、行政機構の変革が次々と起こり、市民生活に大きく関わってきます。公文書、個人の日記、新聞史料など、当時の大阪について記した関連史料を通して、「近代都市大阪」成立への過程を具体的に明らかにしています。
- 主な内容
- 第1章 明治維新と大阪
- 第2章 明治前期の行財政
- 第3章 大阪市の成立(明治22年4月1日)
- 第4章 市制特例の廃止と諸事業
- 第5章 大阪の軍隊と日清・日露戦争
『新修大阪市史』は、昭和54年度から市制100周年事業の一環として編纂を始め、古代から今日までの大阪市の歴史を政治・経済・文化・社会等あらゆる分野にわたって明らかにするためのもので、すでに「本文編」全10巻の刊行を終えています。その後「本文編」の記述を跡づけ、補完する「史料編」の編纂に取り組み、全22巻の刊行計画のもと、平成16年までに第1巻「考古資料編」、第2巻「古代・中世Ⅰ」を刊行しています。
1月中旬から、大阪市内の一部の書店でも販売を敢り扱っています【本体価格7,048円】。ご購入を希望の方は大阪市史編纂所、販売書店もしくは発売元である(株)ぎょうせい(TEL:06-4790-9351)にお問い合わせください。