このたび、『新修大阪市史 史料編』(全22巻)の第2巻「古代・中世Ⅰ」(A5判、874ぺ一ジ)を刊行しました。平成17年1月12日(水)から大阪市立中央図書館ほか市内23館の地域図書館において閲覧することができます。
今回の「古代・中世Ⅰ」は、大阪の古代・中世についての、初の本格的な史料集です。古代の「古事記」「日本書紀」をはじめ、久寿2(1155)年までの各種の文献史料約500件から、大阪市域に関係する記述を抽出して、編年順に約1,200件の項目に整理し、綱文(史料内容を端的に説明した文章)を付けてまとめてあります。古文書・古記録のみならず、当時の仏教関係、国文学関係(和歌・説話・物語など)の史料からも、大阪市域に関する記述を多数採録しています。
『新修大阪市史』は、昭和54年度から市制100周年事業の一環として編纂を始め、古代から今日までの大阪市の歴史を政治・経済・文化・社会等あらゆる分野にわたって明らかにするためのもので、すでに「本文編」全10巻の刊行を終えています。その後「本文編」の記述を裏づけ、補完する「史料編」の編纂に取り組み、全22巻の刊行計画のもと、平成15年に第1巻目として「考古資料編」を刊行しています。
1月中旬から、大阪市内の一部の書店でも販売を敢り扱っています【頒布価格7,048円(税込)】。ご購入を希望の方は、大阪市史編纂所、販売書店または発売元である(株)ぎょうせい(TEL:06-4790-9351)にお問い合わせください。