このたび、『新修大阪市史 史料編』(全22巻)の第5巻「大坂城編」(A5判、762ぺ一ジ)を刊行しました。大阪市立中央図書館ほか大阪市内23館の地域図書館において閲覧することができます。
本書は、『新修大阪市史』(本文編)を補完するという観点から、本文編第2巻・第3巻に関連する史料約900項目を収載しています。
主な内容は、戦国時代に浄土真宗寺院の「寺内町」として、「大坂」という名の町が初めて歴史にあらわれてから、羽柴(豊臣)秀吉によって大坂城とその城下町がつくられ、それが大坂の陣で灰燼(かいじん)に帰するまでの、町の誕生と成長にまつわる史料です。
これまで、大坂城に関する書籍は多数出版されてきましたが、歴史を記す材料となるさまざまな史料を集成した総合的な史料集は、一度もつくられたことがありませんでした。今回が、初の刊行になります。
- 主な内容
- 第1章 大坂本願寺と寺内町
- 第2章 大坂城とその城下町
- 第3章 大坂の陣
- 第4章 巻末史料
「大坂城編」は、本体価格5,500円(ほか送料実費)で大阪市史料調査会から発売します。ご希望の方は、こちらをご参照ください。また大阪市内の一部の書店でも販売を敢り扱っています。
大阪市史史料第71輯『大坂城再築関係史料』(2008年)もあわせてご覧ください。