大阪市史編纂所では、『新修大阪市史史料編(全22巻)』の第6回配本として第16巻「近代Ⅲ経済1」【A5判、788ページ、本体価格5,500円、送料実費】を刊行し、平成21年1月8日(木)から大阪市立中央図書館ほか大阪内23館の地域図書館において閲覧に供します。
また、市内の一部の書店でも販売を取り扱います。
ご購入を希望の方は、販売書店または大阪市史料調査会(TEL:06-6539-3333)までお問い合わせください。
本書は『新修大阪市史』(本文編)を補完するという観点から、本文編第5巻・第6巻・第7巻、すなわち明治維新から昭和初期までの時代における大阪経済に関する史料166点を掲載しています。
主な内容は、明治時代以降(近代)の大阪での経済活動がどのように整備され行われてきたのか、またそれにともなってまちの姿はどのように移り変わってきたのかを知る史料を集めました。
マクロ経済としては、金融や商業活動、外国との窓口であった居留地交易、近代的な商法整備と経済界をつくった大阪商法会議所、近代的なまちづくりの始まりである第五回内国勧業博覧会などを取り上げました。その一方でわたしたちの日常的なミクロの経済活動として個々の商店や商店街の史料も掲載し、わたしたちが日々接する「お買い物の場」としての大阪の原風景を知ってもらえるようなユニークな史料集となっています。
なお本書刊行を記念して、下記のとおり講演会・史料展示を開催します。
講演会 史料でたどる「おおさか」
- 日時 平成21年1月17日(土) 14:00~16:00(開場13:30)
- 会場 大阪市立中央図書館 5階大会議室
- 講師 大阪市史料調査会調査員 古川武志
- 定員 300人(当日先着順、入場無料)
展示 資料にみる大阪経済史
- 期間 平成21年1月5日(月)~2月26 日(木) 各金曜日と1月31日は休館
- 場所 大阪市立中央図書館3 階展示ケース(入場無料)