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2013/07/05

『大阪の歴史』80号を刊行します

Tweet ThisSend to Facebook | by 市史編纂所管理者

大阪市史編纂所では、市史紀要『大阪の歴史』第80号(A5判、118ページ、本体価格700円)を刊行します。2013年7月上旬以降、大阪市立中央図書館3階の大阪市史料調査会(大阪市史編纂所内)や大阪市内の書店等で販売するとともに、大阪市立中央図書館ほか市内23館の市立図書館で閲覧することができます。今号は、2013年に生誕百周年を迎えた大阪を代表する作家・織田作之助(1913-1947)を特集しております。表紙は田村孝之介が描き、藤澤恒夫が題字を書いた織田作之助「夫婦善哉」(創元社・1940年)です。

ご購入を希望される方は、こちらをご覧ください。


主な内容の紹介

論 文

大阪の歴史80号
  • 三島 佑一「織田作之助と大阪を考える」
    • 織田作之助の生きた時代とその活躍の舞台となった大阪の風土を考察します。

  • 高橋 俊郎「織田作之助の原風景―生まれ育った路地から見た町こそ大阪の真髄か―」
    • 作家の生活空間や、題材とした長屋の風景などを手がかりに「大阪的な小説家」の作品を読み解きます。

  • 宮川 康「梶井基次郎・武田麟太郎・織田作之助―大阪的リアリズム文学の系譜、その一断片―」
    • 梶井基次郎(1901-1932)、武田麟太郎(1904-1946)と織田という大阪にゆかりの作家たちをとりあげ、その文学的なつながりを検討します。

  • 小笠原弘之「『織田文庫』書簡に見る昭和二十一年の織田作之助」
    • 大阪府立中之島図書館所蔵の織田文庫には織田作之助宛の400通の書簡が残されており、このうち1946年の書簡を紹介します。多忙な作家の日常や作家をとりまく戦後の出版情勢がうかがわれます。


特別先行販売のお知らせ

今年度の図書館連続講座で執筆者の三島佑一さん(四天王寺大学名誉教授・船場大阪を語る会会長)が講演されることになりました。当日会場にて特別先行販売を実施いたします。ぜひご来場ください。
  • 日時:2013年7月6日(土) 14:00-16:00(開場13:30)
  • 会場:大阪市立中央図書館 5F大会議室
  • 講演:三島佑一「近代大阪の文学と(大)大阪」
  • 定員:300名(当日先着順)
  • 講演会のお問い合わせ先:大阪市立中央図書館 利用サービス担当 電話06-6539-3302

12:00 | 大阪の歴史