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2012/11/01

『大阪の歴史』79号を刊行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by 市史編纂所管理者

大阪市史編纂所では、市史紀要『大阪の歴史』第79号(A5判、128ページ、本体価格700円)を刊行しました。大阪市立中央図書館3階の大阪市史料調査会(大阪市史編纂所内)や大阪市内の書店等で販売しています。また、本書は大阪市立中央図書館ほか市内23館の市立図書館で閲覧することができます。表紙は堀虎造が描いた「道頓堀松竹座 春のおどり」です。

ご購入を希望される方は、こちらをご覧ください。


主な内容の紹介

論 文

大阪の歴史79号
  • 野高 宏之「引合書の成立と展開」
    • 大坂町奉行の方針により18世紀後半以降、在地での紛争調停のために作成された「引合書」の内容・様式を検討したものです。

  • 相良 真理子「大正期の道頓堀五座と菊池幽芳」
    • 明治中期から大正期にかけて多くの新聞小説を手がけた菊池幽芳の作品が新派劇として上演された際の反応等について考察します。

  • 岡本 澄「OSK日本歌劇団の九〇年」
    • 1922年、松竹楽劇部として誕生し、今日にいたるOSK日本歌劇団の足跡をたどります。

史料紹介

  • 天野 忠幸・生駒 孝臣「『松雲公採集遺編類纂』所収「渡辺文書」について」
    • 中世武士団として知られる渡辺家について、金沢藩主・前田綱紀が筆写させた南北朝から戦国期の文書38点を紹介したものです。

  • 上田 長生「近世初期大坂の地子収取と惣代―新出史料の紹介」
    • 近世初期の土地課税やそれに関する惣代の役割に再考を迫る、内平野町・天野屋九郎兵衛についての新出史料を紹介しています。


12:00 | 大阪の歴史