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━2017/1/19発信━━━━━━━━━━━
大阪市立図書館メールマガジン 第37号
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メールマガジン第37号をお届けします。
新しい年が始まりました。「新しいことを始めてみよう」「新たな気持ちで挑戦だ!」そんな時にぴったりの本や情報を図書館ではたくさんご用意しています。ぜひ今年が素敵な一年になりますように。
それでは今月の内容です。
<目次>
■図書館をめぐるエピソード募集中!
■図書館の便利な使いかた 第37回 『週刊朝日』も検索できます!朝日新聞記事データベース「聞蔵2ビジュアル」
■蔵書点検による休館のお知らせ
■催し物のご案内
■市立図書館バックステージ通信 第32回 マンガ研究者・吉村和真さんに聞きました!
■今日は何の日
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■図書館をめぐるエピソード募集中!
中央図書館のリニューアル開館20周年を記念して、図書館にまつわるエピソードを募集しています。
図書館をめぐる楽しい思い出、あなたのおすすめ図書館活用法、こんなときに図書館が役立ったなど大阪市の図書館をめぐるエピソードを教えていただけませんか。郵送または図書館ホームページの投稿フォームからお送りください。
1月31日(火曜日)まで受付けています。入選作には粗品を進呈し、図書館ホームページなどで発表します。
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=1620
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■図書館の便利な使いかた 第37回
『週刊朝日』も検索できます!朝日新聞記事データベース「聞蔵2ビジュアル」
明治12(1879)年の朝日新聞創刊号から最新号の記事までを検索することができる「聞蔵2ビジュアル」は、大阪市立図書館内の多機能OMLIS(オムリス)でご利用いただけます。新聞記事以外でも、『週刊朝日』、『AERA』といった雑誌記事や、現代用語事典の『知恵蔵』、歴史写真や英文ニュースも収録されていますので、様々な調べものにご活用いただけます。
中央図書館では、2月4日(土曜日)に「史料でたどる「おおさか」講演会」を開催し、明治から大正期に『大阪朝日新聞』を拠点に活躍したジャーナリスト・作家の渡辺霞亭(かてい)について、その生涯と作品をご紹介します。
詳細はこちらをご覧ください。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jowiyelc2-510#_510
「聞蔵2ビジュアル」では、大正2(1913)年7月26日『大阪朝日新聞』夕刊紙上で連載が始まった渡辺霞亭(かてい)の小説『渦巻』を当時の紙面イメージでお読みいただけます。
また、大正2(1913)年10月23日『東京朝日新聞』朝刊に掲載された『渦巻上篇』(隆文館)の広告もご覧いただけます。
商用データベースの一覧はこちらです。
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=1588
商用データベースの使い方は、こちらをご覧ください。
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=498
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■蔵書点検による休館のお知らせ
蔵書点検等のため、下記の期間を休館させていただきます。
ご不便をおかけしますが、その間は大阪市内の他の各図書館をご利用いただきますよう、お願いいたします。
阿倍野図書館・東成図書館・福島図書館・淀川図書館
1月25日(水曜日)から1月30日(月曜日)まで
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=984
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■催し物のご案内
◎中央図書館
・図書館ビジネス講座「元気塾」 成功する起業者は数値力を重視する
1月28日(土曜日)14時から15時30分(開場13時30分) 5階大会議室
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=979
・わいわいこどもげきじょうがやってくる!
映画「わたしおてつだいねこ」の上映と手あそびをします。
2月12日(日曜日)14時から15時(開場13時30分)当日先着順80名
5階中会議室
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jol9c78ed-510#_510
◎地域図書館
・住吉図書館
大人のためのおはなし会
ボランティア「ほほえみ」のみなさんが、昔話・民話や短編小説・古典文学の一節など、さまざまな分野から選り抜きの素話(すばなし)をします。
1月21日(土曜日)11時から11時30分 当日先着順30名
住吉図書館多目的室
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=joqgjwif2-510#_510
・生野図書館
郷土史講演会「真田丸の真実」
真田丸の戦いの位置づけやその実像を明らかにするとともに、人々の記憶のなかに残った真田丸の姿についても探ります。講師は大阪歴史博物館の学芸員、大澤研一さんです。
2月4日(土曜日)14時から16時(開場13時30分) 当日先着順60名
生野図書館会議室
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=joqxiy5is-510#_510
・天王寺図書館
劇場版「天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」上映会
2月11日(土曜日)14時から15時45分(開場13時30分)
当日先着順40名 天王寺図書館2階集会室
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jod4ev5lv-510#_510
天王寺図書館の他にも、大阪市立の図書館10館で順次上映会を行います。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=joucioxhp-510#_510
・大正図書館
図書展示「文楽を楽しもう」展
大正区民ホールにて2月26日(日曜日)14時より行われる「文楽体験と公演」にあわせて、文楽に関する本を展示しています。2月28日(火曜日)まで
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jovttepc1-510#_510
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■市立図書館バックステージ通信 第32回 
マンガ研究者・吉村和真さんに聞きました!
1月8日(日曜日)、中央図書館で「第12回LLブックセミナー マンガはわかりやすいのか?」を開催しました。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jofc6z11h-510#_510
LLブックとは、読むことが苦手な人にもわかりやすく書かれた本のことです。
今回はマンガ研究の第一人者、京都精華大学マンガ学部教授の吉村さんから、誰にとっても読みやすい「LLマンガ」を制作する研究の一端をお話いただきました。おなじみのマンガを例に引いてのお話はわかりやすく、参加された皆さんから熱い視線を集めていました。終了後、吉村さんにインタビューさせていただきました。
図書館:
本日は、興味深いお話をありがとうございました。LLマンガのご研究を始められたいきさつを教えていただけますか。
吉村さん:
LLブックの活動をされている方たちからのアプローチがあり、最初は、マンガ的な表現をピクトグラム(視覚記号の1つ。絵文字、絵単語。)に応用したり、アニメを活用できないかといった研究でした。それが、読書活動の苦手な人たちを支援するマンガを作れないか、つまりLLマンガの制作ということに広がっていきました。
図書館:
マンガ研究の道に入られたきっかけはなんですか。
吉村さん:
もともと手塚治虫が大好きでしたが、大学では史学を専攻しました。先輩に誘われるまま「文化史研究室」に入り、手塚をテーマに研究発表したら、教授からマンガは研究テーマとして適切ではないと否定されてしまいました。そこで、なぜマンガでは研究にならないのかを考えるようになりました。その後、手塚治虫亡き後にマンガ論が求められるようになった社会的背景などもあり、卒論で手塚を取り上げ、最終的には認めてもらえました。それからマンガ研究の意義や限界について根源的に考える習慣がついて、今でも続けています。そのこともあって、例えば、日本のマンガが海外でも読まれるようになったから研究に値する、といった、マンガそのものの価値に対する問いを棚上げする立場については、それは違うでしょうという思いがありますね。
図書館:
マンガの表現には、コマを読む順序とか色々な約束事があるのに、ごく自然に読んでいて、約束事を理解しているから読める、と言った意識もないままでした。お話を聞いて、目からウロコが落ちるようでした。
吉村さん:
そうなんです。誰も「なんで(そういう読み方をするの)?」と聞かないですよね。たとえば、共著の『差別と向き合うマンガたち』 https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=266#catdbl-0011475655 でも書きましたが、正義の味方とか異民族とかのキャラクターは絵柄にパターンがあって、みんな絵を見てわかる。知らず知らずのうちに、マンガの文法、約束事が誰にとっても当たり前のようになっている。だからこそ、大きな影響力があるんです。そういった観点からも、マンガという表現やメディアを研究する意義があります。
図書館:
発信した情報が誰にでも理解できるものだと、当たり前に思ってはいけないと。
そういう点は、情報の受け渡しをする施設として、図書館も肝に銘じなければいけないところですね。今後、LLマンガの作成を目指して研究を続けられるとのことですが、他にご興味のあることなどがありましたら教えてください。
吉村さん:
現代では膨大なマンガが出版・流通していますが、公共図書館がどのようにマンガを収集・提供していくのかということには大いに興味がありますね。それと、複数の自治体で、例えばマンガの収集・研究をする拠点のような施設ができ、マンガを通じて楽しい催しができたり、地域が活性化できたりすることがあればと願っています。少し堅苦しい言い方をすれば、マンガ研究の社会還元ですね。そういった機会があれば積極的にかかわっていきたいですね。
図書館:
図書館にも宿題ができましたね(笑)。今後、ご助言などいただけたらと思います。そしてマンガ研究のますますのご発展を期待しております。本日は貴重なお話をどうもありがとうございました。
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■今日は何の日(1月19日)
•天王寺合戦で後醍醐天皇方が六波羅軍を破り、渡辺津まで追撃 -(1333年)
•歴史学者など3グループが市へ文書館設立に関する要望書を提出 -(1984年)
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=muehaj7uq
*大阪市史編纂所のホームページでは、「今日は何の日」として、『新修大阪市史』第10巻に掲載された歴史年表の「市域関連事項」を一部修正し、日付ごとにまとめなおしたものをご紹介しています。
下記のページからご覧いただくことができます。
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=1151
毎日、その日の「今日は何の日」をトップページに表示しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の配信は2017年2月16日(木曜日)の予定です。
*メールマガジンの配信停止・アドレス変更はこちらから
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