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━2015/08/20発信━━━━━━━━━━━
大阪市立図書館メールマガジン 第20号
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メールマガジン第20号をお届けします。
暦の上ではもう秋ですが、まだ暑さの厳しいこの頃ですね。図書館で夏の終わりのひとときを過ごしてみませんか。
今月の内容です。
<目次>
■図書館の便利な使いかた 第20回 「こどものほんだな」のご紹介
■中央図書館の司書がNHKの若者向け番組に出演しました
■催し物のご案内
■市立図書館バックステージ通信 第15回 柴崎友香さん・倉方俊輔さんに聞きました!
■刊行物のご案内(大阪市史編纂所)
■今日は何の日
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■図書館の便利な使いかた 第20回「こどものほんだな」のご紹介
大阪市立図書館では、優れた児童書を紹介する「こどものほんだな」という取り組みを昭和47年から行っています。図書館司書が目を通して選んだ児童書に紹介文を書き、冊子「こどものほんだな」としてまとめ、毎年春に発行しています。夏休みの読書感想文に何を読めばよいかお悩みの方や、子どもに薦める本を探している方、ぜひ「こどものほんだな」をご活用ください。
冊子「こどものほんだな」は無料でお配りしていますので、最寄りの図書館にておたずねください。冊子の内容は、大阪市立図書館HP上でもご覧いただけます。
○こどものほんだな
「子どもにすすめる本」
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=501
からご覧いただけます。
○冊子「こどものほんだな」について
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=411
また、大阪市立図書館トップページ右端中段の「おすすめの本」コーナーでも、新しく「こどものほんだな」に選ばれた図書を毎月ご紹介しています。こちらもご覧ください。
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■中央図書館の司書がNHKの若者向け番組に出演しました
「学校再発見バラエティー あほやねん すきやねん」7月25日(土曜日)放送で、中央図書館ヤングコーナー担当司書が本の紹介をしました。
今回は「この夏におすすめの本」をテーマに本を選びました。
『パンプキン! -模擬原爆の夏-』 令丈ヒロ子/作 講談社 2011刊
http://web.oml.city.osaka.lg.jp/webopac_i_ja/0012339807
今から70年前の7月26日、大阪市東住吉区に「パンプキン爆弾」と呼ばれる模擬原爆が投下されました。模擬原爆とは、原爆投下の演習のために投下された、核弾頭を搭載していない爆弾のことです。
よく行くコンビニの近くに、模擬原爆の石碑を見つけた主人公は、身近な場所で被害にあった人のことを知り、夏休みの自由研究のテーマにしました。
戦争について考えを深めさせてくれる一冊です。
番組でご紹介した本は「学校再発見バラエティ あほやねん すきやねん で紹介した本展」と題しまして、平成28年3月31日(木曜日)まで展示をしています。ぜひご覧ください。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=joi6j42uv-510#_510
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■催し物のご案内
◎中央図書館
・Wikipedia ARTS 大阪新美術館コレクション
8月30日(日曜日)13時から17時(開場12時30分) 中央図書館5階中会議室
Wikipedia ARTS(ウィキペディアアーツ)とは、市民がみんなで地域のARTS
(文化芸術)について調べ、インターネット上のフリー百科事典Wikipediaの記事にまとめ、情報提供するプロジェクトです。今回は大阪新美術館(建設準備室)の菅谷富夫氏による、コレクションについてのレクチャーのあと、図書館にある文献を調査しつつ、Wikipediaの記事をつくります。
定員:50名(事前申込・先着順)
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=joms2eoxs-510#_510
・マルチメディアデイジー図書、作ってみよう!使ってみよう!
マルチメディアデイジー図書は、「読み」に困難がある人たちへの支援ツールとして注目を集めており、学習障がいの子どもたちの教科書としても使用され始めています。このマルチメディアデイジー図書の作り方を覚えて、必要としている子どもたちに届けませんか?
[製作講習会]
9月5日(土曜日)・6日(日曜日)全2回 10時から16時30分まで
会場:大阪市立総合生涯学習センター 5階 メディア研修室
定員15人(事前申込・先着順)
参加対象は障がいのある方のためのデジタル資料作成に興味のある方、Windowsパソコンの基本的な操作ができ、製作講習会・読書体験会の3日間すべてに参加できる方。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=josf1d7se-510#_510
[読書体験会]
9月20日(日曜日)13時30分から16時 中央図書館5階中会議室
参加対象はどなたでも、申込み不要、参加費は無料です。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jos1rrclm-510#_510
◎地域図書館
・島之内図書館
大人のための おはなしを楽しむ会
生まれ育った空堀の思い出や大阪の昔話などを田中康子さんによる素語りでお届けします。ほっこりとしたやすらぎのひとときをお楽しみください。
8月22日(土曜日)11時から12時 当日先着20名
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jowevugt8-510#_510
・福島図書館
郷土史講演会「終戦70年記念講演会」
終戦を告げる「玉音放送」にまつわる秘話と終戦時の思い出を、講師に語っていただきます。
第1部 ビデオ上映「大阪大空襲-焼きつくされた大阪の街-」
第2部 講演会「秘話・終戦の玉音盤にまつわる近衛兵の思い出」講師・岡 和雄氏、「中学生の時に終戦を迎えて」講師・内藤真治氏
8月23日(日曜日)14時から16時 当日先着100名
どなたでもお越しください。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=joany0d50-510#_510
・東淀川図書館
図書館を使いこなす! -データベース ミニ講座-
大阪市立図書館内の、キーボードのついた検索端末では、いろいろなデータベースが利用できます。昔の新聞記事を調べたり、クラシック音楽などが聞けたり、国立国会図書館の貴重な蔵書を検索端末で読むこともできます。
「紙の方が手軽で魅力的だ」という方も少しデータベースの世界をのぞいてみませんか。東淀川図書館職員が使い方をご案内します。お気軽にどうぞ。
平成27年9月の毎週日曜日 10時から12時の間でおひとり30分程度
大人向けです。当日先着順 4名(おひとりずつご説明します。)
事前申込みは不要です。当日に東淀川図書館カウンターへお申し出ください。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jo64mi8nh-510#_510
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■市立図書館バックステージ通信 第15回
 柴崎友香さん・倉方俊輔さんに聞きました!
今回は、8月2日(日曜日)に開催した平成27年度大阪連続講座第4回「時空を旅する大阪建築の魅力」終了後に、ご講演いただいた作家の柴崎さん、大阪市立大学工学研究科准教授・建築史家の倉方さんにインタビューした内容をおおくりします。(以下敬称略させていただきます)※講演会の概要はこちら
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jo15cs2zp-510#_510
○今日のご感想○
柴崎「(観客の)反応がストレートで、とても大阪らしかったです。」
倉方「ライブ感があった。大きい会場なのに反応がよく伝わってきました。」
柴崎「距離が近い感じで、織田作之助の朗読(※)のショーウィンドウで寝るために「10円払った」のところで笑いが起こって、とても話しやすくなりました。」
お二人が対談するのは、他所での開催も含めて3回目になるそうです。今回は約300人と大人数なのに皆さんが熱心で「大阪そのものに興味があることが伝わってきて話しやすかった(倉方)」そうです。
※講演のなかで、柴崎さんによる作品の朗読がありました。朗読作品については以下のとおりです。
*「木の都」「アド・バルーン」「世相」:下記資料などに所収されています。
『夫婦善哉:改版(新潮文庫) 』織田作之助/著 新潮社 2013.1
http://web.oml.city.osaka.lg.jp/webopac_i_ja/0012670463
*『その街の今は』柴崎友香/著 新潮社 2006.9
http://web.oml.city.osaka.lg.jp/webopac_i_ja/0011287644
『その街の今は(新潮文庫)』柴崎友香/著 新潮社 2009.5
http://web.oml.city.osaka.lg.jp/webopac_i_ja/0011854569
*「ポラロイド」:下記資料に所収されています。
『ショートカット』柴崎友香/著 河出書房新社 2004.4
http://web.oml.city.osaka.lg.jp/webopac_i_ja/0010745059
『ショートカット(河出文庫)』柴崎友香/著 河出書房新社 2007.3
http://web.oml.city.osaka.lg.jp/webopac_i_ja/0011378041
○図書館について○
柴崎「旧の中央図書館の頃から通っていて、小学生のころからよく来ていました。新しく建て替わってからも、卒論が大阪の街の風景だったので、中央図書館へ写真や資料を探しに来ていました。」
倉方「3階の大大阪の展示(※)がいいなと思った。本だけではなく、いろいろなジャンルの資料が一緒に展示されているし、もっと知りたいことがみつかったら、すぐにそばのレファレンスコーナーでたずねることもできるのもいいですね。」
※今回の大阪連続講座に関連した展示。9月16日(水曜日)まで開催中。
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jojy02pmd-510#_510
○大阪の良さ○
柴崎「大阪の建物は、現在も職場や住居として使われているものが多くて街になじみすぎているために、実は古いもの、重要なものと知られていないものが多いですよね。」
倉方「それは幸せなことだけど、反面弱いところでもあって、きちんと認識しておかないと壊されそうになったときにそのまま壊されてしまう。」
柴崎「東京でも、どんどん壊されてしまっています。」
倉方「建替えて新しくしたら何とかなるという考え方は思考停止だと思う。」
柴崎「せっかくいいものがあるのだから、もっと活かさないと!」
倉方「昔と今の街並みが違っているとわかるのは、変わらない部分があって、そこが基準として残っているからです。」
倉方「過去と今がつながる瞬間があるというのが、柴崎さんの思想ですよね。」
柴崎「大阪という街で育ったからこそです。たとえば、今は道路になっていて私が横断歩道を渡ったここは、何百年か前は川や堀で同じように橋を渡った人がいる、ということを普通に歩いていても感じられます。」
倉方「意識しなかったらしなくても暮らしていけるし、意識した瞬間に浮かび上がってくるところが大阪の良さですね。常に意識させられる京都や奈良とは違います。」
○水都・水辺が見直されている○
倉方「(川が見直されたのは)ここ10年ぐらいのことですね。」
柴崎「子どもの頃は、街の裏側になってしまって、危ないから近づいてはいけませんと言われたのが都市の川や海だったけど、今はわたしの地元の大正区でもけっこうイベントなどやっているんですよ。」
倉方「大正区は面白くなっている。水と接しているのを見直してプラスにしていますね。」
柴崎「水辺で非日常の風景が体験できておもしろいやん、みたいな・・・。」
倉方「(港湾地区が見直されている)そういう動きも世界的です。街からちょっとのところに港湾地区があって気分転換できる、大阪はそういうスケール。東京では港湾が遠すぎるし、街中の水路にしても護岸が高くなるので親水的になりづらい。」
柴崎「東京は高低差が大きく、都心部では川は細くて急。川を船で行っても、がけの下から見る感じで大阪のように川沿いの建物やお店と近い感じではないです。」
倉方「自然の条件だからどうしようもない。大阪の人にはその良さを再認識して欲しいですね。」
○今あるものを活かして○
柴崎「過去あるものを活かして欲しいと思います。ほんとにこんなにいいものがたくさんあるのに、当たり前すぎて気づいていないのはもったいない。」
倉方「世界的な状況が、今あるものを活かすという方向です。例えばマルセイユ(地中海に面した南フランスの港湾都市)。現在の都市開発というのは今まであるものを活かすという形になっています。」
柴崎「ニューヨークでも、工場跡をショッピングモールにしたり廃線になった高架軌道を公園にしたりした場所が、最先端のスポットとして賑わってる。工場って今、注目のスポットです。新しく作るビルやモールは世界中どこの街でも同じように作ることができます。新しいうちはものめずらしいけど、しばらくすると魅力がなくなってしまう。でも、元々あるものを活かすとそこにしかないものになるし、外から遊びに来る人もそんな場所にこそ行きたい。」
倉方「難しいのは、地元の人が、そういう場所を負の遺産だと思っていたりするところですね。」
柴崎「そうそう、全部壊して新しいものを作ればいいだろうという考えが開発側に根強くて、だからこそ外の目を活かして見直して欲しいと思います。」
倉方「大阪は日本の中でいちばん活かせるものがたくさんある街です。」
柴崎「港もあるし。」
倉方「ポテンシャルがある。」
柴崎「変えていける可能性があるということ。」
倉方「いま最高のブランドとして認識されているとしたら、あとはおちるしかない。でも、ポテンシャルがあるのにイマイチなら、自覚してどんどん上げていける。そんな意味で大阪はいま最高の条件を持っているんです。」
息もぴったりのおふたりは、お話が次々と広がって、インタビューは対談が続いているかのような時間でした。大阪の良さをたくさん再認識させていただいて、大阪市立図書館も何か発信していきたい!と刺激をいただきました。
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■刊行物のご案内(大阪市史編纂所)
「大阪市史史料」第82輯 『「大大阪」の面影』 近日刊行
大正14年(1925)4月1日、大阪市は第二次市域拡張を行い、全国第1位、
世界第6位の人口と面積を持つ巨大都市となりました。いわゆる「大大阪」の誕生です。本書は「大大阪」をテーマに近代都市として変貌を遂げる大阪の姿を多角的に捉えた画期的な史料集です。
大阪市史編纂所では、市史編纂のために収集・整理した史料を活字に翻刻した「大阪市史史料」を刊行しています。大阪市立図書館全24館に配架いたしますので、是非ご一読ください。
ご希望の方には、1,800円(本体価格)で販売します。
詳しくは、大阪市史料調査会までお問い合わせください。
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=1169
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■今日は何の日(8月20日)
•大風雨のため摂津・河内国で堤防決壊 - (832年)
•大阪―神戸間に電信線架設。川口伝信局設置 - (1870年)
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=muvwhtr64
*大阪市史編纂所のホームページでは、「今日は何の日」として、『新修大阪市史』第10巻に掲載された歴史年表の「市域関連事項」を一部修正し、日付ごとにまとめなおしたものをご紹介しています。
下記のページからご覧いただくことができます。
https://osakacity2020.ufinity.jp/?page_id=1151
毎日、その日の「今日は何の日」をトップページに表示しています。 
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の配信は2015年9月17日(木曜日)の予定です。
*メールマガジンの配信停止・アドレス変更はこちらから
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