書評漫才(SBR)グランプリ in OSAKA
職員コンビ「和田常務とK山」による漫才ネタ 第2弾「暗黒女子」
Oh!和田常務:K山、読書の秋やなあ、何か面白い本ない?
K山:私の好きな作家が書いた本でよろしければ。
O:なんの本?
K:秋吉理香子さんの『暗黒女子』です。
O:その本、近所の本屋で平積みになってたよ。
K:短編が映画化されたりして、最近注目の作家さんですよ。
O:で、本の内容は?
K:ミステリーです。お嬢様が通う、ミッション系の女子高が舞台です。
O:女子高かあ、オレは共学やったから、縁遠いなあ。K山は?
K:私は男子校なんで、余計縁遠いですね。で、その女子高の文学サークルの会長が死体で発見されるんですが…
O:はーい、ここで女子高あるあるクーイズ!ジェスチャーで元気よく答えてください。
K:なんですか、いきなり。
O:女子高出身者にあるあるネタを聞きました。『暗黒女子』に当てはまるものには頭の上で○、当てはまらないものには足を交差させて×で答えてください。
K:普通、○も×も頭の上でやるもんでしょ。
O:なんだね。私は常務だよ。さて問題。下ネタ話を恥ずかしがらずに話す、○か×か?(チッ、チッ、チッ、チッ、…)
K:いきなりそこですか?男子校の間違いじゃないですか?この小説には下ネタは一つも出てこないので、×です。
O:正解、10ポイント獲得です。それでは第二問、ミッション系ならではの問題です。夜中に聖母マリア像の目が光るなど、変な噂がある。(チッ、チッ、チッ、チッ、…)
K:マリア像の目は光りません。でも第二校舎の奥に、前世の姿が映るという謎の鏡があります。
O:では回答は?
K:○です。
O:ジェスチャーが小さい。もっと大きく!
K:○です。
O:残念、答えは合っていますが時間切れでマイナス10ポイント。差し引き0ポイントです。ここを乗り切れたら本物だった。惜しい!K山君。
K:ガビーン、いつまでやるんですか、これ。
O:さあ最後の問題、ジャンプアップクイズです。正解すれば今までのポイントが一気に100倍となります。K山さん、落ち込んでいる場合じゃないですよ。
K:やられたらやり返す。やられてなくてもやり返す。常務、あなたに対しては100倍返しだ!覚えておいていただこう。
O:0を倍にしても、100倍にしても答えは0です。K山君。はい、時間が来ましたので女子校あるあるクイズ、終了です。
K:えーっ!
O:で、話を戻して、会長を殺した犯人の目星はついてんのか。
K:それが、文学サークルのメンバーの一人らしくてですね。
O:なにーっ、女子高の生徒が殺人ってか。怖い話になってきたで。
K:事件の数日後、サークルの副会長が、毎年の定例行事として、闇鍋パーティーをするんですが…
O:何かあんのか。
K:会長を殺した犯人を推測した作文を、書いた本人たちが順番に朗読していくことになるんですよ。
O:おーこわ。只でさえ闇鍋の後って気まずくなるのに、それってサークルの人らは日常にまともに復帰できんのか。犯人も気になるけど、そっちの方も気になるなあ。
K:続きは本でお楽しみください。
O、K:どうも、ありがとうございましたー。
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