だれもがみんな読書を楽しみたい。
知的障がいや自閉症、読み書き障がいなどがあっても、願いはいっしょ。
※LLとは、スウェーデン語のLättlästの略語で、「やさしく読める」という意味です。
第13回 LLブックセミナー
LLブックができるまで
-LLブック『はつ恋』の制作を通して、わかりやすい表現を考えるー
「わかりやすく表現する」ことは、とても難しいことです。文章、絵、写真等のどのような手段でも、
わかりやすく表現するためには、技術や知識が必要です。
写真だけで表現したLLブック『はつ恋』の制作過程を通して、「わかりやすさ」を生み出すための専門的な表現方法について紹介します。企画、制作(絵コンテ、演出、撮影、写真やシンボルの選択)、出版と、それぞれを担当された専門家の工夫や苦労話をお話していただきます。
さらに、LLブックを必要とする人に届けるための「代読」(本人が読んでほしい本を、1対1で読むサービス)の方法と、2017年秋、スウェーデンで取材したLLブック最新事情を報告します。
入場無料です。多くの方のご参加をお待ちしています。
ちらしはこちらから → 2018LLブックセミナーちらし.pdf
【日時】平成30年1月28日(日)13時から16時30分(開場12時30分) (終了しました)
【会場】中央図書館5階大会議室
【定員】200名(当日先着順)
【問い合わせ】電話 06-6539-3326 FAX 06-6539-3336
【プログラム】
あいさつと趣旨説明 吉田 くすほみ(大阪特別支援教育振興会)
13:00~14:30 ーLLブックができるまでー『はつ恋』の企画から制作、出版までの道のり
『はつ恋』(樹村房 2017年刊)は、夏の海辺で、偶然出会った 青年と女の子のはつ恋のものがたりです。
女の子にひとめぼれした青年と、少しだけ彼のことが気になる女の子。そんな二人の恋のゆくえを、
4コママンガ風に写真で描きました。文字が読めない人も、読める人も、いっしょに笑い合える作品です。
この作品の企画や制作、出版などに携わった各分野の専門家の皆さんに、LLブックができるまでのお話をして
いただきます。
企画・編集:藤澤 和子(大和大学教授)
川﨑 千加(ノートルダム清心女子大学准教授)
多賀谷 津也子(大阪芸術大学附属大阪美術専門学校事務長)
絵:風太郎(兵庫県立ピッコロ劇団)
演出:小安 展子(Arawas Factory代表)
カメラ:神尾 康孝(奈良県文化財保存事務所薬師寺出張所仕様調査員、大阪芸術大学通信教育部写真学科講師)
出版:大塚 栄一(樹村房代表取締役)
14:30~15:00 休憩 ーLLブックやマルチメディアDAISYの展示・実演ー
15:00~15:30 LLブックを届けるための知的障がい者への代読 吉田 くすほみ(大阪特別支援教育振興会)
15:30~16:00 現地取材報告:スウェーデンのLLブック最新事情
ーMTM(アクセシブルメディア機関)による新たな展開ー 藤澤 和子(大和大学教授)
16:00~16:30 質疑応答 司会 岩崎 隆彦(姫島こども園施設長)
【総合司会】岩崎 隆彦(姫島こども園施設長)
【企画】吉田 くすほみ(大阪特別支援教育振興会)・藤澤 和子(大和大学教授)
【共催】知的障害・自閉症児者のための読書活動を進める会、大阪市立中央図書館
【後援】(公益財団法人)大阪特別支援教育振興会、近畿視覚障害者情報サービス研究協議会、NHK厚生文化事業団近畿支局
【協賛】大阪市手をつなぐ育成会