【「大阪市子ども読書活動推進計画」策定】(3月)
平成16年に生涯学習部、指導部、教育センター、図書館で策定委員会を設置し策定に向けて検討を続けてきたが、平成17年8月に素案を作成、10月にはパブリックコメントを実施して、その結果を踏まえ18年3月に「大阪市子供読書活動推進計画」を策定した。この推進計画により、本市のすべての子どもが、さまざまな機会と場所において生き生きと読書を楽しむことができるよう、読書環境の整備・充実を図っていくため、図書館が子どもの読書活動の相談・支援センターとしての役割を果たすための取り組みを進めることになった。
【中央で公衆無線LANサービス開始】(3月)
大阪市では、地域情報化の推進を目的に公衆無線LANサービスの提供を推進しており、図書館においても、NTTドコモなどと契約し、談話室及びビジネス書コーナーで公衆無線LANが使用できるようになった。これにより、モバイルパソコンなどからインターネットに接続することが可能となり、図書とあわせての調べものが可能になった。
【中央図書館祝日開館試行開始〔19年4月実施〕】(12月)
平成18年12月23日、19年1月8日、2月11日、3月21日を試行開館した。周知期間が短かったこともあり、通常の土・日曜日と比較すると、貸出冊数では約80%に止まり、次年度からの祝日開館本格実施に向けて、周知等の課題整理が必要とわかった。
【学校図書館支援モデル事業の実施】
教育委員会事務局初等教育担当と共に、地域、図書館、学校の連携により学校図書館の活性化を図るため、支援モデル事業を実施した。全市で24校を実施校とし、PTAを中心とした学校図書館の活性化に協力するボランティアの方々を対象として、市立図書館職員や外部講師による研修会を開催した。図書の整理、ディスプレイの作成等子どもがより読書に親しめるよう環境の整備をしたり、定期的な学校図書館の開室日、開室時間を増やすなどさまざまな取り組みを進めた。
→平成20年度より学校図書館活性化事業に継続
【調査相談の機能充実 中央図書館「ビジネス調査コーナー」を新設】
中央図書館閲覧室3Fに、多様なビジネス支援情報・専門相談等の知的資源をより有効に活用できるよう「ビジネス調査コーナー」を新設し、利用頻度の高い会社年鑑類、地価関係資料、政府白書など約250冊を集めるとともに、ビジネスに役立つ講座のチラシやパンフレットなども提供することとした。
【「調べかたガイド」の発行】
調べものの利便性の向上のため、テーマ別の「調べかたガイド」を作成し、市民に配布するとともに大阪市立図書館ホームページで同内容の情報を公開した。平成18年度は4テーマで、以降、順次発行テーマを増やしていった。
→平成23年度現在28テーマ発行