大阪市史編纂所はさまざまな業務をしていますが、その中でも市民のみなさんが所蔵されている貴重な古文書(こもんじょ)の調査と整理は重要な仕事です。ここでは、古文書がどのように整理されるかをご紹介します。大阪市史編纂所では古文書類をおおよそ以下のような手順で整理させていただいております。
「うちには古文書なんてない」?
古文書はもちろん理由があって、保存されてきたのですが、歴史がうつり、政治や社会がおおきくかわると、日常生活では必要でなくなってきました。
そのためホコリをかぶって、一見するとゴミにしかみえなくなっていることもあります。でも、ちょっと待ってください。
これらは地域のあゆみをつたえる貴重な財産です。 おうちで古そうな文書などを見つけられたら、きたならしいからというだけで捨ててしまわずに、大阪市史編纂所までぜひご一報ください。調査にうかがいます。
古文書を拝見
おうかがいして、古文書などがどのような状況で保存されているかについて確認させていただきます。
その時にわかる概要をお伝えしたうえで、ご所蔵者のご了解がいただければお預かりし、編纂所内で整理や調査をさせていただくこととなります。
大量の古文書をお預かりした場合、調査に何年もかかることもありますが、さまざまな理由から、現地での簡単な調査にとどまることもあります。
お預かりした古文書はどうなるのでしょう?
- 保存していくために
- 目録の作成
- 撮影
- 調査・整理の完了