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『新修大阪市史』第4巻

第1章 市況の成熟

  • 第1節 商品流通の展開 (3)
    • 1 全国市場の構造変化 (3)
      • 米遣い経済の破綻/米価低落の幕藩体制への影響/土佐薪を巡る紛争
    • 2 大坂商業後退の微候 (11)
      • 大坂市場の構造的変化/正徳四年・元文元年の大坂入荷品/明和三年の大坂移出入額/荷為替金融の登場
  • 第2節 諸願株の出現 (20)
    • 1 諸株の出願と市場 (20)
      • 諸株出願の盛況/燈油関連株と中央市場/明和の油方仕法
    • 2 綿関連株と商業組織 (25)
      • 綿関連の願株/綿屋仲間株の成立/平野郷町の綿市場/実綿・繰綿延売買会所の出現/平野郷町延売買会所の設立/延売買会所の活動/延売買会所廃止の要求/銀小貸会所の出現
  • 第3節 御用金 (42)
    • 1 宝暦期の御用金 (42)
      • 宝暦十二年の御用金納付/御用金の償還と意義
    • 2 天明期の御用金 (49)
      • 天明三年の御用金/天明五年の御用金
    • 3 寛政期の御用金 (53)
      • 寛政二年の御用金/寛政十二年の御用金
    • 4 文化期の御用金 (58)
      • 文化元年買米代銀上納/文化七年の御用金/文化十年の御用金
  • 第4節 在方商業の発展 (67)
    • 1 青物販売の展開と在方商人の成長 (67)
      • 難波村農民の青物販売/在方商人の台頭/青物直売抗争の展開
    • 2 在方の木綿商人と綿株仲間 (70)
      • 農村の繰屋と木綿仲買/難波村の実綿・繰綿商人/在方綿商株と商人の動向/在方綿商人の分化
    • 3 絞油業の展開と在方商人の対立 (75)
      • 在方絞油業と種物の流通/綿実仲買と繰屋の対立
  • 第5節 農村構造の変容 (79)
    • 1 延享・宝暦期の農業生産と年貢 (79)
      • 農業生産の概観/幕領の年貢増徴策/幕府勘定所と上方代官/定免制施行と取米の推移/平野郷町の取米の推移
    • 2 農民の階層分化 (91)
      • 農民闘争の展開/曽根崎村・平野郷町の階層分化/村々の階層分化
  • 第6節 災害 (103)
    • 1 火災 (103)
      • 近世の火災/堀の役割/放火・火事見物・消火活動/火災の原因と防火策/妙知焼け/宝暦ー天明期の火災
    • 2 その他の災害 (116)
      • 市域の水害とその原因/治水対策/天明の大飢饉
  • 第7節 民衆運動 (123)
    • 1 お蔭参り (123)
      • 宝永二年のお蔭参り/明和八年のお蔭参り
    • 2 町政刷新運動 (127)
      • 惣会所と町民の衝突/惣会所小使の一斉退職
    • 3 銅吹職人の一斉休業 (131)
      • 吹屋と職人/一斉休業不成功
    • 4 大工騒動 (134)
      • 大坂大工と京都中井家/大坂惣大工訴訟事件
    • 5 家質奥印差配所騒動 (137)
      • 町民の差配所設置反対理由/打ちこわし三郷に広がる/騒動の結末
    • 6 天明の打ちこわし (143)
      • 大坂最初の米騒動/天明七年の大打ちこわし
  • 第8節 大坂三郷の終末処理と周辺農村 (149)
    • 1 屎尿の処理と利用 (149)
      • 廃棄物から肥料へ/青物生産と屎尿肥料/屎尿の汲取とその管理
    • 2 在方下屎仲間と町方下屎の汲取 (153)
      • 急掃除人仲間と農民の抗争/在方下屎仲間の成立/在方下屎仲間の機構/在方下屎仲間の下屎管理/下屎値段と代銀を巡って
    • 3 小便汲取とその管理 (162)
      • 作用仲間と小便仲間の成立/小便仲間の機構/小便値段と代銀を巡る紛争/役人村と小便桶の設置/役人村小便桶と町方の対応
    • 4 幕末期の屎尿処理 (168)
      • 屎尿処理と株仲間停止令/問屋再興と下屎・小便仲間

第2章 停滞と変容

  • 第1節 天明から寛政へ (173)
    • 1 寛政改革下の大坂 (173)
      • 政策の転換/市政の刷新/寛政の大火
    • 2 消防制度の変遷 (181)
      • 初期の火災防止対策と制度/消防制度の確立/宝暦・明和の制度改正/火消人足請負願/寛政二年の制度改正/その後の改正
    • 3 人口の推移 (198)
      • 大坂の人口統計/十八世紀前半までの人口/十八世紀後半以後の人口
  • 第2節 商工業の展開 (208)
    • 1 近世後期の大坂市場と株仲間政策 (208)
      • 幕藩制経済と大坂/近世後期の大坂市場の位置/田沼期の株仲間政策/寛政期の手直し/株仲間の規制
    • 2 諸商業の動態 (216)
      • 米市場の動向/文化・文政期の米市場/空米切手事件/青物・水産物市場/綿・木綿の流通
    • 3 都市工業 (232)
      • 工業都市としての大坂/酒造業/絞油業/薬種業
  • 第3節 町人社会の動向 (240)
    • 1 町の変容 (240)
      • 町結合の強化/町の寄合と相互規制/町の論理/下層民が周縁部へ滞留/住民の移動状況
    • 2 「家」の変容 (254)
      • 孝子熊次郎の表彰/家族構成の変化/菊屋町の家相続
  • 第4節 商業的農業と貢租の様相 (263)
    • 1 商業的農業の動向 (263)
      • 西成郡村々の作付状況/農民米商品化の進展/畑場村々の作付状況/綿作の趨勢
    • 2 貢租の諸相 (276)
      • 取米の推移/皆銀納の村々/畿内農村と買納米/市域村々の買納米/高崎藩の在払/小田原藩の在払/その他の在払事例
  • 第5節 在方商工業 (290)
    • 1 在方絞油業の発達 (290)
      • 商品生産と手工業/在方絞油株の設定/文化十四年ー文政九年の絞油生産量/天保三年の油仕法/在方絞油業経営の実態
    • 2 その他の商工業 (301)
      • 木綿加工業/都市域の拡大/桶樽職人の分布/在方仲間の形成/在方薬種・合薬屋の分布/非農業人口の増加
  • 第6節 文政の国訴 (313)
    • 1 文政国訴の前提 (313)
      • 国訴とは/文政国訴の前夜/油市場の統制/文政国訴の発端
    • 2 綿と菜種の貢租 (323)
      • 綿の国訴/菜種の国訴/菜種国訴の残したもの
  • 第7節 町人と学問 (332)
    • 1 懐徳堂の学問 (332)
      • 懐徳堂と中井竹山・履軒/竹山・履軒/山片蟠桃/懐徳堂の継承
    • 2 町人和学者 (340)
      • 上田秋成/文学者秋成/国学者秋成/江田成恭/入江昌喜/小山儀/尾崎雅嘉/木村兼葭堂/物産家・文人兼葭堂/兼葭堂版
    • 3 大坂の心学七舎 (356)
      • 石門心学/大坂の心学/心学明誠舎の設立/大坂の五舎/協恭舎と信成舎/心学活動と懐徳堂の学問

第3章 幕末の動揺

  • 第1節 凶荒と災害 (365)
    • 1 火災 (365)
      • 天保五年の大火/弘化三年と嘉永五年の大火/文久三年の大火/防火のための禁令と制限令/具体的防火策と火の用心/山片蟠桃の防火思想
    • 2 その他の災害 (378)
      • 享和二年の大水害/大地震の発生/天保飢饉と大坂/再び米価が高騰/周辺農村の動向
  • 第2節 大塩の乱 (392)
    • 1 大塩平八郎 (392)
      • 天満与力大塩平八郎/三大功績そして辞職/良知を致す/大塩の危機感/洗心洞塾/大塩門弟の特質/四海困窮/決意
    • 2 乱とその波紋 (408)
      • 施行/半日の反乱/大塩与党/大塩の乱の性格/大塩の最後/民衆の英雄/大塩の乱の目的
  • 第3節 天保の改革 (422)
    • 1 株仲間政策の変更 (422)
      • 天保の改革とは/天保の改革の実施/株仲間停止令/停止令と物価問題/停止令と国産品/小額貨幣と銭相場/御用金政策
    • 2 富国強兵策と上知令 (431)
      • 富国強兵策と軍事改革/軍事改革の実施/御用金政策と富国/上知令/嘉永の問屋再興令の意義
    • 3 天保改革下の大坂市中 (442)
      • 倹約令と物価引下令/二五ヵ条の悪弊/市民の困惑/代官所の繁忙
  • 第4節 商工業 (455)
    • 1 株仲間の停止と物価問題 (455)
      • 物価高騰と消費の抑制/株仲間の停止令/株仲間停止の除外例/株仲間停止の理由/物価引下令/藩専売制の禁止/株仲間停止政策の効果
    • 2 問屋組合の再興 (468)
      • 嘉永四年の問屋再興令/安政四年の株仲間再興
    • 3 物価の動向 (473)
      • インフレ的成長/開港後の価格革命/相対価格の動向
  • 第5節 貨幣と金融 (483)
    • 1 天保改革と両替屋株 (483)
      • 株仲間の停止と両替屋株/天保期の大坂両替商
    • 2 貨幣の改鋳と十五軒組合 (487)
      • 天保期の貨幣改鋳/十五軒組合/天保改鋳の終焉/貨幣改鋳と金銀比価
    • 3 幕府の御用金と大坂両替商 (492)
      • 天保期の御用金/弘化期の御用金
    • 4 手形流通の展開 (496)
      • 大坂における手形流通/主な手形/為替金融の展開
  • 第6節 交通 (502)
    • 1 水陸交通路の整備と維持策 (502)
      • 道路の取り締まり/道路普請/橋の修復/川筋掟一二ヵ条/その他の川筋取締令/川浚制度の変遷/天保のお救い大浚
    • 2 各種川船とべか車の動向 (516)
      • 上荷船・茶船の動揺/株仲間停止と諸川船の動向/べか車の流行と規制/規制の具体的内容
  • 第7節 大坂三郷の町割と町並み (528)
    • 1 船場の町並み (528)
      • 北脇の長者町/伏見・道修・平野の町通り/本町通り/堺筋と難波橋筋
    • 2 西船場の町並み (534)
      • 西船場・堀江の問屋・仲買町/各堀筋の木場町/藍玉問屋仲買の町/薩摩問屋の町/西横堀浜の瀬戸物町/永代浜と干鰯商の町
    • 3 市場町の形成 (542)
      • 堂島米市と米仲買の町/天満青物市とその市場町/雑喉場の魚市場町/長堀川浜と職人町
    • 4 四天王寺・生国魂・天満宮の門前町 (550)
      • 大坂の門前町と買物町/生国魂神社の門前町/天満宮の門前町
    • 5 三郷各地の町並み (558)
      • 西横堀の門前町/北御堂界隈の町並み/南御堂界隈の町並み/順慶町通りのにぎわい/大坂の要地ー東口八軒家浜ー/大坂西口ー川口渡海場ー/大坂の街道口ー北口と南口ー
  • 第8節 町人社会の推移 (570)
    • 1 お蔭参りと砂持 (570)
      • 天保期の町人社会/お陰参りと施行/お陰踊り/お救い川浚と砂持/開帳と砂持/大塩の乱後の砂持・遷宮
    • 2 天保期の町人社会と町の負担 (584)
      • 天保期の町方状況/町内施行の実施/町人負担の内容/町内警備体制の強化
  • 第9節 幕末期の農村構造 (596)
    • 1 人口と階層文化の動向 (596)
      • 人口変動の様態/西成郡村々の階層分化/綿作地帯村々の階層分化
    • 2 上層農民の農業経営 (609)
      • 富農経営の展開/地主・小作関係の拡大/全田家の経営
    • 3 中下層農民の動向 (616)
      • 中下層農民の農業経営/下層農民の脱農化/無作農の出現と町場化/農村部飯米消費市場の展開
  • 第10節 藩政改革と大坂 (623)
    • 1 大坂市場の変容 (623)
      • 大阪商業の繁栄/大坂問屋の地位
    • 2 藩営専売制度の展開 (626)
      • 藩営専売政策の展開/尼崎藩の経済政策/名塩紙専売化の動き/名塩紙専売化の挫折/徳島藩と阿波藍/徳島藩における明和の改革/明和の藩政改革の挫折/寛政の藩政改革/売場株の設置/姫路藩の藩政改革/姫路木綿の江戸直送
    • 3 大坂市場の動揺 (639)
      • 大坂市場の衰退/大坂市場衰退の諸要因

第4章 近世後期の文化

  • 第1節 学問 (645)
    • 1 特色 (645)
      • 地域に根ざした学術の形成
    • 2 漢学・詩文 (647)
      • 梅花社/篠崎三島/篠崎小竹/後藤松陰・奥野小山/春田横塘父子・義端・呉北渚/幕末期浪華の異学塾/泊園書院・藤沢東該/藤沢南岳/洗心洞/大塩中斎/長谷川延年/混沌社/混沌社の活動/総集と別集/終末期 混沌から□音へ/広瀬旭荘
    • 3 和学・歌文 (666)
      • 衣川長秋・石津亮澄/山川正宣/萩原広道
  • 第2節 洋学 (670)
    • 1 洋学への道 (670)
      • 麻田流天文学の勃興/麻田流天学家の活動/実証的医学の展開
    • 2 洋学の発展 (676)
      • 洋学の成立と橋本宗吉/洋学の諸相/懐徳堂と洋学
    • 3 幕末の洋学 (688)
      • 緒方洪庵と適塾/適塾の教育/除痘館と種痘の普及
  • 第3節 寺子屋教育 (696)
    • 1 寺子屋の成立 (696)
      • 近世の寺子屋/寺子屋の成立/商売往来の登場/教訓型往来の刷新
    • 2 寺子屋の展開 (705)
      • 寺子屋の浸透/大坂を対象とした往来/教化政策と寺子屋/夜学と読物屋・算盤屋/寺子屋の分布
  • 第4節 文学 (721)
    • 1 演劇 (721)
      • 浄瑠璃/歌舞伎
    • 2 小説 (727)
      • 読本/洒落本/滑稽本
    • 3 俳諧・狂歌 (734)
      • 俳諧/狂歌
  • 第5節 出版と情報 (738)
    • 1 出版界の推移 (738)
      • 心斎橋筋本屋街のにぎわい/出版出願数の増加と低落/新しい出版動向/洋学書の出版/出版統制の強化/蘭学書出版への統制
    • 2 出版活動の変貌 (757)
      • 本屋仲間運営の動向/河内屋一統の発展/板木株蓄積と販路拡大
    • 3 時事報道の進展 (767)
      • 一枚摺と時事報道/天保期一枚摺の流行/情報流通の活性化
  • 第6節 芸能と風俗 (775)
    • 1 歌舞伎 (775)
      • 元禄歌舞伎の終焉/鶴井京七座事件/並木正三/中芝居と子供芝居の隆盛/子供芝居の芸態/中芝居の実態/ひいき連中/天保改革と歌舞伎/近世後期の役者
    • 2 人形浄瑠璃 (785)
      • 近松死後の竹本座/竹本座の内紛と退転/豊竹座の退転/文楽軒の登場/素人浄瑠璃の盛行/天保改革と人形浄瑠璃界/天保改革下の文楽軒
    • 3 町人茶道の広がり (793)
      • 町人文化の成立/町人茶道の成立/鴻池蔵品帳/草間直方と茶器名物図彙/大庭屋平井家と茶会々記集/一般への茶道の広がり/煎茶道と売茶翁/大枝流芳/木村兼葭堂/上田秋成と清風瑣言/煎茶道家元田中鶴翁/青湾茶会
    • 4 遊里の諸相 (804)
      • 新町の隆盛/新町遊女の変遷/島場所と茶立女/堂島新地・曽根崎新地/堀江新地/難波新地/島之内と元伏見坂町/その他の島場所/惣嫁/天保改革の遊所整理/天保改革後の様相/茶屋の復活
    • 5 観光都市大坂 (818)
      • 尾張藩士の大坂観光/浪花講/大坂の観光案内人/大坂名所案内/浪花講の変質
  • 第7節 祭礼 (826)
    • 1 新春の祭り (826)
      • 払暁祭と初天神/十日戎/網引神事/ドロクシ祭/弓神事
    • 2 農耕の予祝祭 (832)
      • 杭全神社の御田植神事/住吉神社の御田植神事/住吉神社の祈念祭
    • 3 夏祭りと疫気よけ (840)
      • 夏祭りの準備/天神祭/住吉神社の夏越祭/生根神社のだいがく/夏の大祓
    • 4 その他の祭り (849)
      • 巫女の祓え祭り/頭屋の祭り
    • 5 寺院と庶民信仰 (854)
      • 四天王寺の行事/大念仏寺の行事
  • 第8節 絵画・工芸 (857)
    • 1 近世後期の大坂画壇 (857)
      • 近世大坂画壇の流れ/狩野派の画人/新興画派の台頭/文化・文政期の文人画と写生画
    • 2 大坂の風俗画 (870)
      • 鳥羽絵/耳鳥斎と戯画/大坂の役者絵/流光斎・松元斎半兵衛/その他の役者絵師/風景版画とその絵師
    • 3 大坂新刀の復興 (882)
      • 新々刀期の大坂/尾崎源五右衛門助隆/大坂月山一門
  • 第9節 大坂町家の家構の展開と新田農家の形式 (887)
    • 1 大坂の町並みと町屋の発展 (887)
      • 船場の家構/大坂の町屋の例/懐徳堂と適塾
    • 2 新田会所と農家の家作 (898)
      • 町人請負新田と会所/新田農家の家作

第5章 近代への転換

  • 第1節 攘夷と開国 (903)
    • 1 ロシア国船ディアナ号の大坂来航 (903)
      • 安政の開国/ディアナ号の大坂来航/大坂港での対応/天保山の警備体制/大坂市民の動静/ディアナ号の大坂退去
    • 2 海防体制の強化 (919)
      • 幕府の安政改革/大坂の台場建設
    • 3 安政四年の大坂商況挽回策 (922)
      • 幕府からの指令書/大坂町奉行の商況挽回策
  • 第2節 幕末の政局と長州戦争 (927)
    • 1 第一次長州戦争と大坂市場 (927)
      • 八月十八日の政変から禁門の変へ/大坂市中の動向/長州藩大坂蔵屋敷の破壊/第一次長州戦争と大坂市中/第二次長州戦争と物価騰貴/大坂市中の止宿者取り締まり/維新への道
    • 2 大坂城炎上 (944)
      • 慶喜の江戸帰還/銀銭・米穀の施与/大坂城の焼失/征討将軍の大坂への進駐
  • 第3節 安政・慶応の国訴 (953)
    • 1 安政の国訴 (953)
      • 安政の国訴の発生/安政の菜種の国訴/内山彦次郎の取り調べ/六月六日の取り調べ/安政の国訴の結果/在方油屋の組織の強化
    • 2 慶応の国訴 (966)
      • 慶応の国訴の発生/国訴の内容/御用油を巡って/農民側と油屋中の予備会談/農民側と油屋中の正式会談/妥結案の内容/慶応の国訴の結末
  • 第4節 民衆の動揺 (978)
    • 1 政情不安と住民生活 (978)
      • 天誅と張紙/禁門の変と大坂/残念さん参りの流行/市中の動向/周辺農村の不穏
    • 2 打ちこわしと「ええじゃないか」 (988)
      • 打ちこわしの発生/大坂の打ちこわし/米価の推移/ええじゃないかの波及/ええじゃないかの高潮
  • 第5節 幕末期の大坂市場 (999)
    • 1 五品江戸廻送令と国産統制 (999)
      • 五品江戸廻送令/国産統制と産物会所
    • 2 兵庫商社の開設と大坂商人 (1003)
      • 兵庫開港と兵庫商社/商社の組織/商社業務の実態
    • 3 九店仲間の結成と廻船市場 (1009)
      • 仲間組織の再編と九店仲間/九店仲間と運営/九店差配廻船と積荷/樽廻船の動向
    • 4 箱館産物会所と松前交易 (1014)
      • 箱館産物会所の設立/大坂会所の設置/産物会所仕法/松前藩の大坂蔵屋敷
    • 5 藩際交易と大坂市場 (1021)
      • 薩長交易/紀伊国加太浦交易会所
    • 6 畿内諸地域と大坂市場 (1026)
      • 大坂と周辺の米穀市場/畿内諸地域の米穀市場
  • 第6節 諸制度の変革と経済変動 (1029)
    • 1 大坂金融市場の動揺 (1029)
      • 幕府の御用金/長州戦争と御用金/慶応期の御用金/会計積立金の徴募
    • 2 貨幣金融制度の変革 (1038)
      • 太政官札の発行/銀目廃止と両替屋経営/造幣局の開設
    • 3 商品流通機構の再編成 (1046)
      • 諸株存置と大坂問屋/大坂蔵屋敷の動向/大坂蔵屋敷と諸藩の藩債
    • 4 大坂開市から開港へ (1054)
      • 大坂の開市への過程/開市から開港へ/大坂開港と五代友厚

〔巻末付録〕

  • 第4巻執筆分担
  • 資料提供・協力者
  • 写真・図・表一覧
  • 参考文献目録