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『新修大阪市史』第1巻

第1章 大阪の自然と居住空間
  • 第1節 上町台地と大阪低地 (3)
    • 1 大阪平野中央部の台地と低地 (3)
      • 暑い夏・しのぎやすい冬/大阪の地盤
    • 2 上町台地と河内低地 (6)
      • 上町台地/旧大和川流域の河内低地
    • 3 海岸平野微高地と低地 (16)
      • 天満・難波砂堆/淀川三角州と干拓地/海岸低地の地盤沈下/市内の名所-人工の山
    • 4 浅い大阪湾 (26)
      • 大阪湾の海底/大阪湾基準面と東京湾中等潮位
  • 第2節 大阪の自然史 (30)
    • 1 大阪の地下-深い岩盤と厚い地層 (30)
      • 梅田層・天満層・上町層/大阪深層試錐調査
    • 2 厚い新生代の地層と第二瀬戸内海(33)
      • 第一瀬戸内海と神戸層群/第二瀬戸内海と大阪層群の生成/古大阪湖から古大阪湾へ/最終間氷期と上町層の形成/縄文海進と沖積層の生成
  • 第3節 古代における景観構成とその変化 (43)
    • 1 難波周辺の低地と台地 (43)
      • 長柄豊碕・長岡ほか/依網池/垂水岡/難波堀江と茨田堤/大隅島と媛島
    • 2 行基の水利事業を巡って (56)
      • 度橋四所/堀川と溝/次田堀川
    • 3 難波京中心の地域整備 (66)
      • 難波津・住吉津の港津群/幹線交通路/条里地割-市域北部/条理地割-市域東部・東南部
    • 4 地方行政区画の編成 (82)
      • 国の成立/摂津・河内の国境紛争/郡の領域編成
  • 第4節 八世紀中ごろ以降における大阪平野の景観変化 (90)
    • 1 放水路計画 (90)
      • 三国川/河内川/築河内国堤使/囲堤と土地開発
    • 2 豊臣期以降における河川と水路の整備 (106)
      • 大坂城惣構/文禄堤と大坂の堀普請/大和川の付け替え/干拓による土地造成
  • 第5節 古絵図・地誌類に描かれた近世の大坂 (126)
    • 1 大坂の歴史地理的位置 (126)
      • 日本総図と河絵図/国絵図を眺めて/明暦図とそれ以前/貞享図から「図鑑綱目」へ/その後の新地の造成/町続き地の拡大
    • 2 水都の構図 (147)
      • 観光ガイドマップ/地域的専門化/アミューズメント・エリア/賑いの演出

第2章 先史時代の大阪 

  • 第1節 旧石器時代の大阪 (169)
    • 1 旧石器文化の誕生 (169)
      • ヒトの出現と進化/旧人から新人へ
    • 2 旧石器時代の自然環境 (172)
      • かつての大阪は札幌の環境/失われた大地/火山灰に隠された歴史
    • 3 日本旧石器文化の探究  (177)
      • 常識への挑戦/石器製作技法と原石
    • 4 大阪市周辺の旧石器時代遺跡 (183)
      • 遺跡の立地/二上山遺跡群/羽曳野台地遺跡群/生駒山西麓遺跡群/富田台地遺跡群/大阪湾東岸遺跡群
    • 5 市域の旧石器時代遺跡 (191)
      • 大阪の歴史の幕あけ/上町台地遺跡群/大阪市東南部遺跡群/隣接の遺跡群
    • 6 大阪の旧石器文化 (202)
      • ナイフ形石器の文化圏/舟底形石器/剥離技術の共通性/国府型ナイフ形文化以後/最後の旧石器/旧石器時代の住まい
  • 第2節 縄文時代の大阪 (217)
    • 1 縄文時代の開幕 (217)
      • 土器の登場/弓矢の登場/時期区分と年代
    • 2 縄文時代の大阪の自然環境 (221)
      • 大阪湾の海面変化/縄文時代の大阪の森
    • 3 大阪市周辺の縄文遺跡 (225)
      • 北摂の遺跡/河内の遺跡/和泉の遺跡
    • 4 市域の縄文遺跡 (233)
      • 研究の歩み/遺跡の概観/森の宮遺跡/長原遺跡/その他の遺跡
    • 5 森の宮遺跡にみる縄文人の暮らし (240)
      • 貝層の分析/掘り出された魚介類/漁撈具からみた生業/四季の生産活動/各地からきた土器/習俗/埋葬
    • 6 縄文文化の終幕 (252)
      • 消えゆく縄文/最後の呪術/晩期の生産活動
  • 第3節 弥生時代の大阪 (258)
    • 1 新しい文化の誕生 (258)
      • 生活革命の到来/西からの新しい波/水稲耕作の始まり
    • 2 稲作文化の源流 (266)
      • わが国の初期農耕/朝鮮の農耕文化/中国江南の農耕文化/伝来の経路
    • 3 市域の弥生遺跡の立地と分布 (274)
      • 河内潟を巡る遺跡/河内平野の遺跡/上町・我孫子台地の遺跡
    • 4 市域の弥生遺跡 (279)
      • 森小路遺跡/生業と墓/石剣と絵画土器/森の宮遺跡/卜骨による占い/石小刀/崇禅寺遺跡/長柄の銅鐸/上新庄の「銅剣」/瓜破・瓜破北遺跡/戦前の資料収集/戦後の学術調査/中国の貨泉/漢代の古鏡片/長原遺跡/縄文・弥生の接点/四〇余基の方形周溝墓/人形土製品と絵画土器/弥生後期の長原/巨大な環濠集落か/罹災した住居跡/特異な叩き目の土器/加美遺跡/大型墳丘墓/遠里小野・山之内遺跡/墓地と集落/南住吉遺跡/桑津遺跡/桑津の土器・石器/大阪湾に臨む遺跡
    • 5 大阪の弥生遺跡の特色 (322)
      • 過渡期を解く鍵/地形・自然の影響/大阪の青銅器文化/次代への胎動

第3章 古墳時代の大阪

  • 第1節 古墳の変遷と大阪 (329)
    • 1 古墳時代の開幕 (329)
      • 古墳の出現/土器による時代区分/古墳時代前期の畿内
    • 2 大王陵の世紀 (336)
      • 大王陵群の形成/大王陵とその時代/古式群集墳の出現
    • 3 古墳の変容と終末 (342)
      • 古墳時代後期/古墳の終焉
    • 4 伝承・文献に残る大阪の古墳 (344)
      • 『書紀』の荒陵/地誌・名所図会に/『東摂陵墓図誌』
  • 第2節 大阪市域の古墳 (351)
    • 1 古墳の立地と分布 (351)
      • 古墳造営の舞台/市域古墳の立地/台地の古墳群/砂堆の古墳群/消滅古墳の復元/小字名から復元
    • 2 上町・天王寺古墳群 (361)
      • 造営工事で消えた古墳/上之宮古墳の鳥形埴輪/荒陵と茶臼山
    • 3 阿倍野古墳群 (368)
      • 阿倍野の塚原と聖天山古墳/丸山古墳跡・南北両天狗塚/松虫塚・大名塚・小町塚・播磨塚/経塚
    • 4 住吉古墳群 (374)
      • 歴史的背景/史跡帝塚山古墳/よみがえった大帝塚/住吉大社周辺の古墳/明治に発掘-二本松古墳
    • 5 我孫子古墳群 (385)
      • 依網の古墳/遠里小野の古塚
    • 6 生野・田辺古墳群 (388)
      • 御勝山古墳/ウツロギの道祖塚/桑津の三塚/金子塚と山阪神社/酒君塚
    • 7 瓜破・喜連古墳群 (395)
      • 瓜破霊園の古墳/瓜破北遺跡の方形周溝墓/喜連の古塚/瓜破・喜連の古墳の特色
    • 8 長原・加美古墳群 (400)
      • 埋もれていた古墳/一五〇基を超える大古墳群/時期別にみた長原古墳群/長原第Ⅰ期の古墳/長原第Ⅱ期の古墳/長原第Ⅲ期の古墳/長原古墳群と埴輪/長原最後の古墳/初期の加美古墳群/古墳時代の方形周溝墓
    • 9 長柄古墳群 (418)
      • 丹塗りの家形埴輪/鶯塚・高塚・大塚/日羅墳・北野の梅塚/低地の伝承地
  • 第3節 大王の世紀と大阪 (425)
    • 1 大王の世紀とその前夜 (425)
      • 古墳出現期と大阪/謎の多い古墳時代前期
    • 2 大王陵群と大阪の大型古墳 (430)
      • 上町・我孫子台地の大型古墳/畿内政権の中枢/大王陵群三角地帯
    • 3 王者の棺-長持形石棺 (436)
      • 四天王寺の石棺蓋/竜山石と畿内政権
    • 4 法円坂町の大型建物群 (441)
      • ベールを脱いだ古代の建築遺構/大規模な倉庫群か/建物群の年代/建物群の歴史的背景
    • 5 長原群集墳と畿内政権 (448)
      • 五世紀型群集墳/主墳を巡る小型方墳/畿内政権と技術集団/河内平野の小古墳
  • 第4節 古墳時代の生活 (455)
    • 1 住居と集落 (455)
      • 新しい生活文化/埴輪が語る住まい/住居形態の変化/住まいの工夫/掘立柱建物の普及/豪族の居館
    • 2 生産・生業
      • 増大した塩の需要/製塩用の土器/難波の小江の初垂/茅淳の海幸/天満砂堆の先端でも/鷹狩り/玉造/新しい玉造りの登場
    • 3 祭祀・信仰・習俗
      • 埴輪の巫女/子持勾玉/土馬と水霊信仰/黥面の習俗
    • 4 騎馬と馬飼
      • 騎馬風習の伝来/畿内政権を支えた馬/飾馬/馬飼と馬史
    • 5 土器が語る生活様式の変化
      • 土師器の世界・須恵器の世界/韓式系土器の世界

第4章 河内政権と難波

  • 第1節  河内政権の成立 (503)
    • 1 応神・仁徳朝の成立 (503)
      • 河内政権の成立/河内政権と応神・仁徳朝/応神の「皇居」と在位年代/応神と仁徳との関係/始祖としての仁徳と治水伝説
    • 2 河内政権の成立基盤 (516)
      • 河内政権成立の事情/忍熊王との戦い/大王家の婚姻と淀川水系/葛城氏と大和川/淀川・大和川水系と大阪平野
    • 3 河内政権の出自 (528)
      • 狩猟騎馬民族説/九州起原説/大阪地域起原説
    • 4 河内政権の展開と朝鮮・中国
      • 菟道稚郎古の没落/吉備と淡路/住吉仲皇子の反乱/朝鮮からの渡来人/朝鮮と河内政権の交渉/倭の五王と中国/河内政権の王宮の所在地
  • 第2節 『記紀』にみえる難波と水路 (542)
    • 1 難波の語源と範囲 (542)
      • 難波の語源-戦前の説/難波の語源-戦後の説/ナニハとナンバとナハ/難波の範囲
    • 2 丸木船の出土 (548)
      • 難波の湖沼と低湿地/船出遺跡の丸木船/その他の丸木船の出土例
    • 3 難波の津 (554)
      • 難波津/難波の大津と御津/その他の難波の津と渡り/難波の御津の位置
    • 4 難波の堀江 (562)
      • 『記紀』にみえる堀江/奈良時代の堀江/堀江開削の時期と価値
    • 5 住吉の津
      • 地名としての住吉/住吉津の伝承と重要性/住吉津と後背地
  • 第3節 難波・住吉の氏族 (574)
    • 1 住吉津周辺の氏族 (574)
      • 大阪市域の氏族概観/津守連/大伴連/依網阿比古と依網造・依網連
    • 2 難波津周辺の氏族 (579)
      • 物部連と物部系氏族/安曇連/吉士系氏族/三宅忌寸と海運/秦氏と堀江/阿倍氏その他
    • 3 その他の地域の氏族 (589)
      • 田辺史/百済王氏と百済系渡来人/部民の分布
  • 第4節 難波の神々 (595)
    • 1 八十島祭 (595)
      • 八十島祭の源流/難波津と八十島祭
    • 2 生国魂神社と坐摩神社 (599)
      • 難波の神社と宮廷/生国魂神社/坐摩神社/難波津の宮中舞
    • 3 住吉の大神と対外航路 (607)
      • 港の守り神津之男の神/神話にみえる住吉三神/王権の神・外征の神/王権との結び付き/神主津守連
    • 4 難波の神話 (616)
      • 国生み神話と難波/天若日子の神話/天之探女の石船/下照姫と比売許曽神社と赤留比売神社/日本武尊・磐之媛と柏済

第5章 大化改新前後の難波

  • 第1節 大化以前の難波 (629)
    • 1 難波屯倉と依網屯倉 (629)
      • 河内政権のその後/難波屯倉の成立/難波屯倉と農業/難波屯倉と難波津/依網屯倉と依網池/墨書土器にみえる冨官家
    • 2 難波の発展と外交 (638)
      • 祝津宮と大伴金村の失脚/難波の館と大郡・小郡/日羅の渡来/守屋合戦と難波の宅
    • 3 推古朝前後の難波 (647)
      • 敏達・用明・崇峻朝の難波/推古朝と遣隋使/朝鮮三国との交渉と難波/舒明・皇極朝の難波
  • 第2節 難波と仏教 (657)
    • 1 仏教の伝来 (657)
      • 百済仏教の渡来/排仏と難波の堀江/仏教初伝の地難波
    • 2 大別王寺・安曇寺・百済寺 (662)
      • 大別王寺/安曇寺/百済寺
    • 3 四天王寺の創立 (666)
      • 四天王寺/創立の事情/二つの創建記事/玉造と荒陵/四天王寺の信仰/金堂の本尊と四天王信仰/四箇院の意義
    • 4 四天王寺の発掘調査 (676)
      • 四天王寺伽藍の調査/第二次大戦後の発掘調査/主要伽藍跡の発掘調査/発掘調査の成果
    • 5 上町台地の古代寺院跡 (682)
      • 寺院跡と瓦/堂ヶ芝廃寺/阿部寺廃寺/安曇寺/田辺廃寺/鞍作廃寺/津守廃寺/榎津廃寺/難波宮跡・森の宮遺跡
    • 6 宮廷の仏教 (692)
      • 孝徳天皇と仏教/難波宮と仏殿
  • 第3節 大化改新と難波遷都 (696)
    • 1 大化改新と難波宮 (696)
      • 大化改新と遷都/難波の離宮・行宮と宮/小郡宮の形態/難波長柄豊碕宮の造営
    • 2 難波長柄豊碕宮の発掘 (704)
      • 難波宮跡の研究と調査/前期難波宮と後期難波宮/前期難波宮の遺構配置/殿舎配置の特徴/造営年代/難波宮下層遺跡
    • 3 大化改新の意義と展開 (719)
      • 大化改新の政治的意義/政治改革の要点/改新政治の進行/改新政治の停滞
  • 第4節 天智・天武朝の難波 (729)
    • 1 斉明・天智朝の難波 (729)
      • 斉明朝の難波と難波宮/朝鮮・中国との交渉/白村江の敗戦と百済亡命者
    • 2 壬申の乱と難波 (734)
      • 高安城の造営/壬申の乱とその背景/壬申の乱と高安城/難波小郡の重要性
    • 3 天武朝の難波 (740)
      • 摂津職と難波の羅城/副都としての難波/難波宮の焼亡

第6章 奈良時代の難波

  • 第1節 律令制下の難波 (749)
    • 1 摂津職と官司 (749)
      • 摂津職と国府/摂津職と難波京/難波の出先官庁/難波の迎賓館
    • 2 摂津国と難波の都・郡 (761)
      • 摂津国とその境域/西成郡/東成郡/百済郡/住吉郡
    • 3 民衆の負担 (768)
      • 租・調・庸/贄の貢納/力役と兵役
    • 4 難波津の歌 (772)
      • 難波津に咲くやこの花/新史料の出現/難波津の歌の普及理由
  • 第2節 難波の条里と交通路 (778)
    • 1 難波の条里 (778)
      • 条里制/『上代浪華の歴史地理的研究』/摂津国東成郡と百済郡/西成郡/住吉郡/河内国丹比郡/渋川郡/茨田郡/条理地割と条理地番
    • 2 幹線交通路 (791)
      • 難波大道/処々の大道/官道の変遷
  • 第3節 難波宮の再建と政治の動き (801)
    • 1 難波宮の再建 (801)
      • 文武天皇の難波行幸/元明・元正両天皇と難波/聖武天皇と造難波宮事/難波宮の復興と難波京
    • 2 後期難波宮の遺構 (810)
      • 後期難波宮跡の規模と配置/内裏/大極殿院/朝堂院/官衙/難波宮の瓦/長岡宮への移築
    • 3 難波京の復原 (822)
      • 条坊制都城/難波宮の存否/難波京の復元
    • 4 天平十六年の難波遷都 (828)
      • 難波行幸と広嗣の変/政権を巡る争いと遷都/難波遷都の勅とその背景/難波宮における元正と諸兄
    • 5 聖武朝末年以後の難波宮 (836)
      • 聖武天皇の大病と難波宮/孝謙天皇と難波
  • 第4節 難波の「御津」と交通・外交 (839)
    • 1 難波の交通的条件 (839)
      • 難波の地域的特色/難波と大和・山背/難波と瀬戸内海/水上交通の難波/難波堀江の開削/行基と水上交通/難波の水路と陸上交通
    • 2 難波の「御津」と律令国家 (846)
      • 国家的港津としての「御津」/外交の基地/貢納物の中継点・集散地/国家的水上交通のターミナル/警察・軍事の拠点/延暦十五年の官符
    • 3 外交使節と難波 (851)
      • 八世紀の遣唐使/大宝元年の遣唐使/天平四年の遣唐使/天平四年使の出発港/天平勝宝二年の遣唐使/天平宝字五年の遣唐使/遣唐使の発着と難波/天平八年の遣新羅使/新羅使と難波/渤海使と難波/八世紀の外交使節と難波
    • 4 防人と難波 (862)
      • 防人の制度と難波/防人と東国/難波津における防人の歌
  • 第5節 難波の市と経済 (869)
    • 1 難波市と交易 (869)
      • 難波市の史料/難波市の位置/難波市の性格/難波市における交易/難波市と流通経済/難波市の限界
    • 2 難波地域の賑い (877)
      • 物資の集散/庸米の集中/大宰調綿の集中/年料舂米の集中/大宰府貢綿船と私物/商旅之徒の往来/封戸・荘園の進上物/平城京への物資輸送/内海用船と川船/物資の積み替え/難波における物資の集積/大安寺・法隆寺の荘/東大寺の荘
    • 3 漆部伊波の交易活動 (895)
      • 漆部伊波の地と堀江川/献物叙位/商布の蓄積/相模との結び付き/中央官人の経歴/東西市における交易活動/漆部伊波と難波
    • 4 難波交易使の活動 (903)
      • 大般若経の写経事業/難波交易使の史料/難波における物資購入/難波における調綿の売却/調綿売却の効果/難波交易使の意義
    • 5 難波の物産 (913)
      • 米と塩/大麦・小麦/大角豆と?子/舗設の具と雑器/贄と菓子
  • 第6節 難波と仏教 (921)
    • 1 難波における仏教 (921)
      • 難波の住民と仏教/難波宮における仏教と聖武天皇
    • 2 四天王寺の発展 (927)
      • 仏像の造立/封戸と田園/瓦窯と小塔/太子信仰
    • 3 摂津国分寺 (930)
      • 国分寺の建立とその意義/摂津国分寺と国分尼寺
    • 4 行基の活動と難波 (934)
      • 行基の生涯/行基建立の道場と諸施設/『日本霊異記』にみえる行基
    • 5 婆羅門僧正と鑑真 (941)
      • 難波にきた外国僧/菩提遷那の渡来/鑑真の渡来
    • 6 八世紀の寺院跡 (944)
      • 摂津国分寺と難波の寺院/瓜破廃寺・成本廃寺
  • 第7節 難波宮の終局 (948)
    • 1 長岡遷都と難波 (948)
      • 難波京の廃止/摂津職から摂津国へ/官位相当の低下と定員の減少/官人人口の減少/難波市の廃止/交通路の再編/勘過機能の衰退/淀津の繁栄/河尻の重要性/難波堀江の衰微
    • 2 和気清麻呂の治水事業 (958)
      • 和気清麻呂の治水計画/水利状態の悪化/和気清麻呂と摂津職/清麻呂の計画の重要性/清麻呂の治水思想の継承
    • 3 九世紀の難波 (964)
      • 難波における経済活動/文室宮田麻呂の難波宅/諸国運漕雑物功賃条/難波における経済活動の基盤/延暦の遣唐使と難波/承和の遣唐使と難波/難波と遣唐使

〔巻末付録〕

  • 第1巻執筆分担
  • 資料提供・協力者
  • 写真・図・表一覧
  • 参考文献目録