このブラウザは、JavaScript が無効になっています。JavaScriptを有効にして再度、お越しください。
ログイン
ログインID
パスワード
共通メニューなどをスキップして本文へ
モバイル版トップページへ
モバイルメニュー
モバイル版トップページ
お知らせ
本を探す(PC)
利用状況確認(PC)
利用案内(図書館を使う)
大阪市立図書館の一覧・アクセス
開館日・開館時間(開館カレンダー)
来館して利用する
インターネットで利用する
携帯・スマートフォンで利用する
電子図書館サービス
電話(音声応答サービス)で利用する
障がい者サービス
対面朗読サービス
外国語資料
教科書センター
調べる・相談する
調査相談(レファレンス)サービス
調べかたガイド
雑誌・新聞リスト
調べものお役立ちリンク集
商用データベース
電子書籍 EBSCO eBooks
ビジネス支援
おおさか資料室
デジタルアーカイブについて
横断検索・OMLINサーチ
読書推進活動
子どもにすすめる本
あなたにこの本を!
ようこそ書物の森へ
テーマ別リスト
Webギャラリー
大阪市内の学校支援
学校図書館活用推進事業
こどものページ
ティーンズのページ
One Book One OSAKA
図書館を知る(about us)
図書館の活動
図書館からの情報発信
寄附・寄贈のお願い
目標と評価
アンケート
規則
統計
年報
入札契約情報・広告事業
職員採用情報
図書館のあゆみ
大阪市立図書館紹介記事情報
大阪市立図書館へのご意見・ご要望
大阪市立図書館 各館一覧
中央図書館(西区)
旭図書館
阿倍野図書館
生野図書館
北図書館
此花図書館
島之内図書館(中央区)
城東図書館
住之江図書館
住吉図書館
大正図書館
鶴見図書館
天王寺図書館
浪速図書館
西成図書館
西淀川図書館
東住吉図書館
東成図書館
東淀川図書館
平野図書館
福島図書館
港図書館
都島図書館
淀川図書館
自動車文庫(BM)
大阪市史編纂所
よくある質問FAQ
障がい者サービス
言語切替:
日本語
English
中文(簡)
한국어
やさしいにほんご
トップ
お知らせ
蔵書検索
利用案内
調べる・相談する
図書館を知る
市立図書館一覧
トップ
>
おおさか資料室
> 大阪に関するよくある質問
大阪に関するよくある質問
図書館に寄せられるよくお尋ねのある質問と回答をまとめてみました。
大阪に関するよくある質問
>> コンテンツ詳細
質問
住吉新地について知りたい
回答
1800年の歴史を誇る住吉大社。その門前町である粉浜・浜口は、古くから開けた地域でした。
街道筋に面し、白砂青松の景観にも恵まれたこの地には著名な料理屋も多く、『東海道中膝栗毛』では主人公の弥次さん喜多さんが、実在した住吉新家(住吉区東粉浜付近)の「三文字屋」に立ち寄り、騒ぎを起こす場面も書かれています。*1
そして戦前の一時期には、住吉公園周辺には「住吉新地」と呼ばれる花街も存在していました。その歴史は『近代大阪と堀江・新町』などの中で詳述されています。*2*3
江戸期には各所に散在していた大阪の遊所は、明治に入ってからは「指定箇所のみ」と大阪府が法改正と整理統合を進め、明治30年代には、芸妓中心の北新地・堀江・新町・南地五花街、そして娼妓のみの松島遊郭の5か所となっていました。 が、明治45(1912)年の南の大火により南地五花街の一部、難波新地が消失すると、様々な利権とからんで遊郭の移転や新設が相次ぎます。まず大正4(1915)年に飛田新地に「遊郭」の免許が、続いて大正11(1922)年には、新世界の南陽新地と、住吉新地に「芸妓居住指定地」の免許がおります。
住吉公園周辺の料理屋にはそれ以前より芸妓もどきの営業をする雇仲居が横行しており、それを追認する形での免許だったようです。指定地となった受けた公園南側(現在では浜口町一帯)の1万坪には、大正末年には芸妓扱席15軒、料理屋(貸席)168軒、芸妓800名が存在する賑わいを見せていました。
そして、昭和4(1929)年、住吉新地の同盟組合は文化年間にいったん絶えていた住吉大社の「夏越祓(なごしのはらい)神事」を110年ぶりに復活させます。傘下の芸妓らを動員して夏越女(なごしめ)・従者・稚児などを奉仕し、神事の後は住吉公園や新地を練り歩いて行事に華を添えました。実は、元々住吉大社の神事には、花街がスポンサーになっていたものが多かったのです。5月の卯の葉神事には堺の龍神遊郭、6月の御田植(おたうえ)神事には新町遊郭(江戸期までは龍神遊郭)、10月の宝之市(たからのいち)神事には南地五花街から、選ばれた芸妓が参加し宮司とともに大きな役をつとめていました。*4
しかし、昭和9(1934)年6月、住吉公園を一部分断する形で国道16号線(現在の26号線)の建設工事が始まったことなどから、住吉新地には住吉公園の西、「菖蒲園」への移転命令が出されます(「菖蒲園」とは、住吉新地と住之江公園にはさまれた約4万坪の地域に、菖蒲を移設し昭和2年に建設された「新名月」なる名称の遊園地を指すものです)。ただし、昭和9年の室戸台風による被害のため、移転もままならなかった店も多く、また太平洋戦争も末期になると花街の営業は完全に停止されました。戦後にはいったん復活したものの、昭和33(1958)年の売春禁止法の成立とともに、住吉新地の花街は完全に消滅しました。かつて「住吉かるた」にも描かれた住吉新地*5と菖蒲園*6も、昭和30年代の終わりには、元花街の気配がほとんど残らない、ごく普通の住宅地へと変貌してゆきました。
「夏越祓神事」は、現在では「夏越女保存会」の手により継承されています。*4*7
参考文献
*1 『日本古典文学全集 49 東海道中膝栗毛』小学館 1978 書誌ID 0000237606
*2 『近代大阪と堀江・新町』水知悠之介著 なにわ堀江1500 2011 書誌ID 0012398598
*3 『大阪春秋 142号 特集すみよし〜住吉大社1800年』「住吉大社に花を添えた住吉新地」新風書房 2011 書誌ID 0012288708 p52-57
*4 『大阪春秋 142号 特集すみよし〜住吉大社1800年』「夏のおはらい住吉祭」 新風書房 2011 書誌ID 0012288708 p29-35
*5 住吉区「住吉かるた(1)け、ふ、こ」
http://www.city.osaka.lg.jp/sumiyoshi/page/0000001522.html
(2017年10月17日確認)
*6 住吉区「住吉かるた(1) め、み、し」
http://www.city.osaka.lg.jp/sumiyoshi/page/0000001540.html
(2017年10月17日確認)
*7 大阪市立図書館 おおさか資料室「住吉大社の神事について知りたい」
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=muobkrtxm-8993#_8993
(2017年10月17日確認)
『墨江村誌』大阪市墨江教育会 1929 書誌ID 0080230661 p367-368
住之江区
民俗
記入者:
おおさか資料室管理者
PCトップページを表示する
このページの先頭へ