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大阪に関するよくある質問
図書館に寄せられるよくお尋ねのある質問と回答をまとめてみました。
大阪に関するよくある質問
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質問
「薬の町」道修町(どしょうまち)について知りたい。
回答
町名は「どしょうまち」と読みます。『日本歴史地名体系28 大阪府の地名1』*1によりますと「明暦元年(一六五五)の大坂三郷町絵図には道修町一‐五丁目が記される。当初は『どうしゅまち』と読んだと思われるが、のちなまって『どしょうまち』と読みならわされるようになった。」とあります。
町名の由来は『角川日本地名大辞典 27大阪府』*2によりますと「往古道修谷と呼ばれていた」から、また「道修寺という寺院があったという説」や「北山道修という医師が居住していたという説」もあります。 同書によりますと薬の町となったのは「寛永年間に堺の小西一族の小西吉右衛門が将軍秀忠の命により1丁目に薬種屋を開いたことがきっかけ」であり「明暦年間にはすでに薬種仲間が形成されていた」「当町には田辺五兵衛・武田長兵衛・塩野義三郎などをはじめとして江戸期から現在まで続いている薬関係の老舗が多い」とあります。2丁目には少彦名神社があり、『大阪とくすり』*3には「神社には明暦年間(1655〜1658)以来、道修町の薬種仲間組合が保存してきた文書を始め、膨大な文書が残されている。」「境内にくすりの町道修町資料館が開設されて、これらの文書をはじめ薬文化の資料が順次集められて、保存と同時に公開されるようになった。」とあります。
参考文献
*1『日本歴史地名体系28 大阪府の地名1』平凡社 1986 書誌ID0000156512 p443
*2 『日本地名大事典27 大阪府』角川日本地名大辞典編纂委員会編 角川書店 1983書誌ID 0000184865 p826
*3 『大阪とくすり』米田該典編 大阪大学出版会 2002 書誌ID 0010254233 p48-49
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