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大阪に関するよくある質問
図書館に寄せられるよくお尋ねのある質問と回答をまとめてみました。
大阪に関するよくある質問
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質問
北畠顕家と阿倍野
回答
阿倍野区内の町名に名を残す北畠顕家(1318〜1338)は、南北朝時代(1336〜1392)の前期に活躍した南朝の武将です。後醍醐天皇につかえ、陸奥守に任ぜられて父北畠親房とともに奥州を平定しました。1336年に足利尊氏が鎌倉で挙兵すると、奥州軍を率いた顕家が楠木正成らとともにこれを九州に追いやり、この年に若干19歳にして鎮守府大将軍を拝命するという破格の出世をしました。勢力を盛り返して京都を制圧していた足利軍をたたくため、1337(延元2)年、再び軍を率いて京へと向かいます。この時その軍の先頭には、【風林火山】の陣旗がはためいていたと言われています。【風林火山】の旗印は武田信玄が使用したことで有名ですが、実はそれに先立つこと200年も前に、北畠顕家が掲げていたのです。
1338(延元3)年に鎌倉や美濃での合戦を経て、吉野を目指すことにした顕家は奈良に入り、ここで足利軍に敗北を喫して河内・和泉に進みます。しかしついに、『太平記』巻第19の最後に「五月二十二日、和泉の境、安部野にて討ち死に」と記されているように、21歳で戦死しました。『太平記』はさまざまな文学全集等にありますが、小学館刊行の『新編日本古典文学全集』*1は本文、現代語訳、語句や人名地名などの解説が同頁に収録されています。北畠親房と顕家親子が祀られている阿部野神社は、顕家が足利軍と戦った古戦場にあります。
区内の北畠公園にある伝北畠顕家墓は、もともとは大名塚としてあったのを1723(享保8)年に地誌学者並河誠所が特定して建てたものです。実は北畠顕家の墓に関しては、激しい論争がありました。並河誠所がこの地の大名塚を北畠顕家の墓としたのは、『太平記』の記述によるのですが、歴史学者星野恒は『太平記』の記述を批判し、顕家戦死の地を和泉の石津であると、1903(明治36)年に「北畠顕家卿の戦歿地と其墓」と題した論文で述べています。この論文は『和泉勤王史』*2に収録されています。またそれを検証した資料として、『北畠顕家公墳墓考』*3があります。
北畠顕家の伝記として代表的なものに、『花将軍北畠顕家』があります。北畠顕家公顕彰会刊*4と新人物往来社刊*5は内容はほぼ同じですが、北畠顕家公顕彰会刊には北畠清泰の「「歴史を訪ねる道中」の記」が収録されています。またハードボイルド作家として著名な北方謙三が、顕家を主人公としたのが『破軍の星』*6、*7で、エンターテインメントとして質の高い作品となっています。『あべの新発見!』*8にもカラー写真付で顕家の簡単な紹介文が掲載されています。
参考文献
*1『新編日本古典文学全集55 太平記2』 小学館 1996 書誌ID 0000523895
*2『和泉勤王史』 郷土事報社 1939 書誌ID 0000576985 p95〜106
*3『北畠顕家公墳墓考』 和泉事報社 1937 書誌ID 0080260106
*4『花将軍北畠顕家‐阿部野神社御鎮座百年祭記念‐』 横山高治著 北畠顕家公顕彰会 1989 書誌ID 0070022331
*5『花将軍北畠顕家』 横山高治著 新人物往来社1990 書誌ID 0000161998
*6『破軍の星』 北方謙三著 集英社 1990 書誌ID 0000226714
*7『破軍の星(集英社文庫)』 北方謙三著 集英社 1993 書誌ID 0000364834
*8『あべの新発見!』 阿倍野区役所 2005 書誌ID 0011145136 p.19〜22
阿倍野区
郷土人
記入者:
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