謡本を読んでみよう!~「若手能」鑑賞のための入門講座 【終了報告】
毎年冬の恒例として、「能」に親しむ講座を開催しています。久田陽春子さんに、平成29年1月21日(土)に開催される、第26回「若手能」大阪公演の演目である「小督(こごう)」を中心に解説していただきました。講座には急遽、息子さんでシテ方である寺澤拓海さんにもお越しいただきました。
「初番目」「二番目」…とつづく演目の違いなど、能についての基本的な説明から始まり、続いて「小督」の出だしから最後まで、ひとつひとつの謡の文の意味だけでなく、使われる舞台装置や演目の流れなどをていねいに解説していただきました。また間近で観た、久田先生の小鼓と息子さんの寺澤拓海さんの謡の親子共演もすばらしかったです。
参加者のみなさんは、集中して聞いておられ、会場には和やかな中にも心地よい緊張感がただよっていました。また質問コーナーでは盛んに質問が出され、すでに来年の講座を心待ちにされる方もいらっしゃいました。充実した講座を聞き終えた参加者の方々は、お能を観に行きたいと思われたのではないでしょうか。
久田陽春子さん、寺澤拓海さん、今年もすてきな解説と実演をありがとうございました。
能鑑賞がはじめての方向けの入門講座です。
能の台本を「謡本(うたいぼん)といいます。今回の講座では、平成29年
1月21日に行われる第26回記念公演「若手能」大阪公演の演目である「小督」
(こごう)等の解説を聞きながら、一部をみんなで声に出して読みます。
【日時】: 平成29年1月14日(土)13時~15時30分(開場 12時30分)←終了しました
【場所】: 中央図書館5階 中会議室
【講師】: 久田 陽春子(ひさだ やすこ)氏 [能楽大倉流小鼓]
【定員】: 60名(当日先着順)入場無料
【対象】: どなたでも
【お問い合わせ】:電話→中央図書館利用サービス担当 (06-6539-3303) まで
来館→中央図書館 1階または地下1階 相談カウンター まで
H28謡本講座チラシ.pdf