間家文書重要文化財指定記念講演会
「間重富と科学~中国・ヨーロッパとの接点~」
『彗星概説』[間重富 1811] (「間重富・間家関係文書」より)
第1部
「重文指定史料から見た 間重富の天文学研究」
質屋を営む町人ながら天文学を究め、寛政の改暦に携わるなどの活躍をした間重富は、どのようにして最先端の研究を行なったのでしょうか。幕府天文方に出仕し、どのような仕事に携わったのでしょうか。2016年に重要文化財に指定された間重富関連史料をひもときながら、間重富の活動の様子をご紹介します。
【講師】:嘉数 次人 氏(大阪市科学館学芸担当課長)
第2部
「間重富とガリレオ -中国経由の西洋知識-」
ガリレオと言えば、地動説を主張したため、宗教裁判にかけられたイメージが強く、彼の業績すべてが禁じられたと思われるかも知れません。しかし彼が見つけた法則の一部は中国を経由して間重富へと伝わっています。 そこで、ガリレオ発見の落体の法則と振り子の等時性に着目して、その伝達の経路と重富による研究についてお話します。
【講師】:吉田 忠 氏(東北大学名誉教授)
【日時】:平成29年2月26日(日曜日)14時から16時(開場13時30分) 終了しました
【場所】:大阪市立中央図書館5階大会議室
【定員】:300名(当日先着順)
【問い合わせ先】 中央図書館利用サービス担当 電話06-6539-3302
「間重富と科学」ちらし.pdf