終了報告
だれもがみんな読書を楽しみたい。
知的障がいや自閉症、読み書き障がいなどがあっても、願いはいっしょ。
※LLとは、スウェーデン語のLattlastの略語で、「やさしく読める」という意味です。
第14回 LLブックセミナー
知的障がいのある人の読書支援にもっと図書館を利用しよう!
平成31年1月27日(日曜日)、第14回LLブックセミナー「知的障がいのある人の読書支援にもっと図書館を利用しよう!」を開催しました。
会場には100名の方が参加され、知的障がいがある方への公共図書館のサービスについて、講師の研究者や図書館司書に、海外の事例や国内での取り組みをご紹介いただきました。
休憩時間には、参加者がマルチメディアデイジーのデモをご覧になったり、展示されたLLブックを手に取って読まれる姿もありました。
多数のご参加ありがとうございました。
【日時】平成31年1月27日(日)13時から16時30分(開場12時30分)終了しました
【会場】中央図書館5階大会議室
【定員】200名(当日先着順)
【問い合わせ】電話 06-6539-3326 FAX 06-6539-3336
知的障がいのある人や支援者が、利用したいと思う図書館は、どのような図書館でしょうか?
『わかりやすくて面白い本が読める』『LLブックコーナーで読みたい本が探せる』『困ったときは図書館の人が助けてくれる』『本を読んでもらえる個室がある』『図書館に招いてもらえる』などの図書館であれば、図書館や読書の好きな人がもっともっと増えるでしょう。
2016年から3年間にわたり、障がい者支援や図書館情報学を専門とする人たちと3館の図書館が協力して実施してきた「知的障がいの人が図書館を利用したくなる取り組み」を、いろいろと紹介します。図書館の人、当事者やご家族、教育福祉に関わる人、ボランティアの人、図書館を利用する多くの方の参加をお待ちしています。
入場は無料です。ちらしはこちらから → 2019LLブックセミナーちらし.pdf(311KB)
【プログラム】
13:00~13:15 あいさつと趣旨説明 藤澤和子(大和大学)
13:15~14:25 公共図書館における障害者サービスの理念と現状 野口武悟(専修大学)
知的障がい者への合理的配慮 小尾隆一(大阪手をつなぐ育成会)
海外の動向と事例(イギリス) 野村美佐子(日本障害者リハビリテーション協会)
知的障がい者が図書館に求める合理的配慮 藤澤和子
公共図書館で実施すべき合理的配慮 藤澤和子・野口武悟・山内薫(元墨田区立ひきふね図書館)
14:25~14:55 休憩 (マルチメディアDAISY展示と実演)
14:55~15:50 公共図書館の取り組み わかりやすい本コーナー 浅井育子(河内長野市立図書館)
図書館体験ツアー 澤井千聡(吹田市立中央図書館)
知的障がい者への読書サポート講座 岩本高幸(桜井市立図書館)
打浪文子(淑徳大学短期大学部)
吉田くすほみ(大阪特別支援教育振興会)
15:50~16:00 研究の意義と今後の課題 藤澤和子
16:00~16:30 質疑応答 司会 岩崎隆彦(姫島こども園施設長)
【総合司会】岩崎隆彦(姫島こども園施設長)
【企画】藤澤和子 吉田くすほみ
今年のセミナーは、JSPS 科研費 JP16K00453 「公共図書館における知的障害者のための合理的配慮
のあり方に関する研究」(研究代表 藤澤和子)で取り組んだ成果を報告します。参加者には研究報告書、
図書館で一般利用者に障害理解を促すためのポスター、日本十進分類法ピクトグラム、図書館の実践を
紹介するマンガなどを配布します。
【共催】知的障がい・自閉症児者のための読書活動を進める会 大阪市立中央図書館
【後援】(公益財団法人)大阪特別支援教育振興会 近畿視覚障害者情報サービス研究協議会 大阪市手をつなぐ育成会