「吉田池」に関する情報を募集しています
住之江図書館では、昭和50年頃まで住之江区御崎7丁目にあった
吉田池
という池に関する情報を集めています。
この付近は、高度経済成長期まで畑が広がっている地域でした。
金時ニンジンなどが盛んに栽培されていたそうです。
その畑に水を与えるために整備されていたのが吉田池です。
周辺に家が建ち並ぶようになり、その役割を終えた吉田池は埋立てられ、跡地は御崎南公園として整備されました。
農業用のため池なので、あまり知られてはいないのですが、
付近にお住まいの方々にとっては身近でとても親しまれた池だったようです。
御崎南公園はいまでも「よしだいけ」の愛称で親しまれています。
図書館では、当時の写真やこの池の埋め立てに至った経過などを探しています。
もし、そういったものをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ図書館までお知らせください。
(カウンターでお申し出いただくか、お電話でも受け付けています)
いただいた写真、情報は広く公開し、皆様と共有したいと考えています。
【問い合わせ先】住之江図書館 06-6683-2788
なお、吉田池に関しては以下の図書に掲載されているのを確認しています。
『わたしたちの住之江区』(リンク先は昭和58(1983)年発行の第2版)
『敷津浦発展史』(口絵に写真が掲載)
『住之江春なつあき冬』
また、以下のような吉田池に関する思い出が寄せられています。
・吉田池のまわりには井路川があって、フナの子やモロコがとれました。エビガニもとれ、自宅で飼っているブタのエサにしました。(昭和27(1952)年頃の思い出)
・吉田池の南西に「関電の池」と呼んでいた池がありました。その池の埋め立ての時、みんな網を持って、コイやウナギをとっていました。(昭和30年代終わり頃の思い出)
・吉田池のほとりは坂になっていて、坂を滑ってしまうと池に落ちてしまうようになっていました。それで子どもが亡くなったことがあり、その供養のためのお地蔵ざんがありました。(昭和44(1969)年頃の思い出)
大阪市立図書館では、大阪市内各区の街の人々の思い出を記録として残すプロジェクト「思い出のこし」を実施しています。
街中にある、いまはもうなくなってしまったお店や遊び場など、記録に残りにくい「思い出」を集め残すものです。
くわしくは以下のリンクをご覧ください。
このまちの思い出を教えてください「思い出のこし」(2017年3月10日)
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jo5xi1inf-510#_510
【住之江】読売新聞に住之江図書館の思い出のこしが掲載されました(2017年5月30日)
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jo0vzujx2-510#_510
【住之江】「思い出のこし」についてNHKラジオの取材を受けました(2017年6月6日)
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=jomi6qfho-510#_510
【住之江】「思い出のこし」を追加公開しました(2017年10月13日)
https://osakacity2020.ufinity.jp/index.php?key=johy66b41-510#_510
他にも、地域に関する思い出がありましたら、ぜひ「思い出のこし」として図書館までお寄せください。