子どもゆめ基金助成活動
マルチメディアデイジー図書、作ってみよう!使ってみよう!
マルチメディアデイジー図書とは、文章や画像を音声とリンクさせて表示するデジタル図書です。
「読み」に困難がある人たちへの支援ツールとして注目を集めており、学習障がいの子どもたちの
教科書としても使用され始めました。しかし、利用できる図書がほとんどありません。
作り方を覚えて、必要としている子どもたちに届けませんか?
製作講習会の後は、マルチメディアデイジー図書を実際に使ってもらう読書体験会を開催します。
製作講習会を受講される方は、読書体験会でサポーターとして、来場者に
マルチメディアデイジー図書の使い方の指導をしていただきます。
製作講習会.pdf
製作講習会
日程 :平成26年8月2日(土) 午前10時から午後4時30分まで
平成26年8月3日(日) 午前10時から午後4時30分まで
講師 :國武 淳二 (NPO法人NaD)
会場 :大阪市立総合生涯学習センター 5階 メディア研修室
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル内
http://osakademanabu.com/umeda/
読書体験会
日程 : 平成26年8月9日(土) 午前10時30分から午後4時30分まで
会場 : 大阪市立中央図書館 5階中会議室
※読書体験会はサポーターとしての参加となりますので、準備等もお手伝いいた だきます。
※製作講習会と読書体験会は会場が異なりますので、ご注意ください。
対象 : 障がいのある方のためのデジタル資料作成に興味のある方
Windowsパソコンの基本的な操作ができ、製作講習会・読書体験会の
3日間すべてに参加できる方
参加費 : 1000円(テキスト代)
定員 : 15名(先着順) ※定員になり次第、申し込みを締め切らせていただきます。
申込方法:必要事項をお書きのうえ、下記のFAX・Eメールにてお申込みください。
①参加者氏名 ②氏名の読み ③住所 ④電話番号 ⑤メールアドレス
FAX:06-6956-9166 Eメール:fujitubo.daisy@gmail.com
(DAISYグループふじつぼ)
マルチメディアDAISY(デイジー)図書とは
音声で読んでいる文章や画像をハイライトして表示させる電子書籍です。
DAISY(デイジー)という国際規格によって作られ、だれもが等しく読書を楽しめるように工夫されています。
読者自身がわかりやすいように、音声のスピードを変えたり、文字の大きさや色、背景の色を変えることができます。
視覚障がいや学習障がい、 知的障がいなど、 そのままの本では読書を楽しめない人たちにとって、
とても有効なユニバーサル図書です。
ディスレクシア(読み書き障がい)とは
学習障がい(LD)の中でも、「読む」ことや「書く」ことなど、言語に伴う困難のことをディスレクシア
(読み書き障がい)と言われています。文字を混同したり、鏡文字を書いたりなど、症状はいろいろあるようですが、
原因はまだ解明されていません。知的には問題がありませんので、ふりがなをつけたり、言葉のまとまりで
分かち書きをしたり、だれかが文章を読み上げたり、ちょっとしたサポートで内容の理解が容易になります。
マルチメディアデイジー図書製作の流れ
~ステップ1~ 製作に必要なデジタルデータの準備
マルチメディアデイジー化に必要なデジタルデータを準備する。
○テキスト 図書の文章すべてをテキストデータにする。
○画像 図書の画像をスキャナで取り込み、必要な加工を行う。
○音声 図書の内容をすべて録音し、音声データを作る。
~ステップ2~ HTMLファイルの作成
ステップ1で製作したテキストと画像を使って、HTMLファイルを作成する。
*このHTMLファイルの中で、文章のハイライトの範囲を指定する。
~ステップ3~ 編集ソフトSigtuna(シグツナ)による編集作業
マルチメディアデイジーの編集ソフトを使い、
ステップ2のHTMLファイルとステップ1の音声と同期させる。
主催:DAISYグループふじつぼ
協力:大阪市立中央図書館
お問い合わせ先:DAISYグループふじつぼ
〒550-0014 大阪市西区北堀江4-3-2大阪市立中央図書館内
TEL:06-6539-3304 (※申込先は上をご参照ください)
この活動は、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の
助成金の交付を受けて行うものです。