毎年、冬の恒例の講座として、久田陽春子(ひさだやすこ)さんに、令和2年1月18日(土)に開催される、第29回「若手能」大阪公演の演目である「敦盛」を解説していただきました。講座にはシテ方である寺澤幸祐(てらさわこうすけ)さんにもお越しいただきました。初心者向けの講座として、能楽のルールや役割についてもわかりやすくご説明いただき、参加者の皆様もうなずきながら聞いておられました。能に触れた経験のある方も多く参加しておられましたが、今回の講座では謡の文の意味だけでなく、登場人物の心情や演じ方についても解説していただき、能を鑑賞する視点が変わったのではないでしょうか。また、参加者全員で実際に声を出して体験した謡では、回数を重ねるごとにだんだんと声が大きくそろうようになってきたのが印象的でした。最後に間近で見せていただいた、久田さんの小鼓と寺澤さんの謡の共演も迫力がありすばらしく、講座終了後に、お二方に感想をお伝えしたりご質問をされている方も多く、今回の講座を楽しまれていたことが伝わってきました。難しい印象を持たれがちな能楽ですが、今回の体験をされて、能に行こうと思われた方も多いのではないでしょうか。久田陽春子さん、寺澤幸祐さん、今年もすてきな解説と実演をありがとうございました。講座のようす能鑑賞がはじめての方向けの入門講座です。 能の台本を「謡本(うたいぼん)」といいます。今回の講座では、令和2年1月18日(土曜日)に行われる第29回能楽若手研究会大阪公演の演目である「敦盛(あつもり)」の解説を聞きながら、一部をみんなで声に出して読みます。【日時】令和2(2020)年1月12日(日曜日) 14時から16時30分(開場 13時30分) 終了しました【場所】中央図書館5階 中会議室 【講師】久田 陽春子(ひさだ やすこ)氏 [能楽大倉流小鼓]【定員】60名(当日先着順) 入場無料 【対象】どなたでも 【お問い合わせ】電話→中央図書館利用サービス担当(06-6539-3303) まで 来館→中央図書館 1階または地下1階 相談カウンター までちらしは、R1謡本講座ちらし(PDF形式, 905KB)をごらんください。 【参考】第29回能楽若手研究会大阪公演(別ウィンドウで開きます)