「大阪市史史料」第80輯『南木芳太郎日記 三-大阪郷土研究の先覚者(パイオニア)-』を刊行しました
[2014年8月号]
大阪市史編纂所では、「大阪市史史料」第80輯として『南木芳太郎(なんきよしたろう)日記 三―大阪郷土研究の先覚者(パイオニア)―』を刊行いたしました。
本巻では昭和12・13年の2年分を翻刻しています。初代中村鴈治郎(なかむらがんじろう)亡き後の大阪歌舞伎界の動向、かつての曾根崎新地の名妓佐藤くにが亡くなり、消えゆく江戸時代以来の「浪華の粋」文化が記録されています。また南木さんに忍びよる経営難と病魔の影。立ちはだかる困難と戦う不世出の郷土史家の繁忙な日常を日記は伝えています。
ご希望の方には、1800円(本体価格)で販売しています。詳しくは、大阪市史料調査会(中央図書館大阪市史編纂所内:06-6539-3333)までお問い合わせください。