だれもがみんな読書を楽しみたい。
知的障がいや自閉症、読み書き障がいなどがあっても、願いはいっしょ。
※LLとは、スウェーデン語のLattlastの略語で、「やさしく読める」という意味です。
第15回 LLブックセミナー
知的障がい者のための わかりやすい参加型学習会プログラムの開発
中軽度の知的障がいのある人にとって、自分の可能性を適切に見極めるためには、自分の障がいを知ることが必要不可欠です。
また、知るためには自分の苦手な部分を直視し、どう補っていくと良いかを考えねばなりません。
その時、分かりやすい情報提供のもと、一人ではなく多くの他者との関係性の中で、討議していくワークショップを体験することで、より一層自分の可能性や自己肯定感を育てていきます。
この講座で紹介する「知的障がいのある人のための自分の障がいを知る・可能性を見るプログラム」は、知的障がいのある人自身がファシリテーターとなり、楽しく共感的な環境の中で、障がいを含めた自己理解を深め、自分の可能性を見出していくことを助けるものです。今回そのプログラムを、セミナー受講者の方々と一緒に体験し、実践的な理解を深めていただきたいと思います。
また、わかりやすさに配慮して制作された「旧優生保護法一時金支給法」のパンフレットと、写真のLLブック「旅行にいこう!」を紹介します。
多くの方の参加をお待ちしています。
入場は無料です。ちらしは第15回LLブックセミナーちらし(PDF形式,360KB)をご覧ください。
【日時】令和2(2020)年1月19日(日曜日)13時から16時30分(開場12時30分) 終了しました
【会場】大阪市立中央図書館 5階大会議室
【定員】200人(当日先着順)
【問い合わせ】電話 06-6539-3326 FAX 06-6539-3336
【プログラム】
13時から13時5分 あいさつと趣旨説明 吉田 くすほみ(大阪特別支援教育振興会)
13時5分から14時35分 知的障がいのある人が、自分の障害を知り可能性を見い出すためのプログラムの開発
吉川 かおり(明星大学人文学部福祉実践学科教授)
全国手をつなぐ育成会連合会「本人活動支援委員会」副委員長
東京都立川市「障害を理由とする差別解消推進まちづくり協議会」会長
東京都青梅市「障害者地域自立支援協議会」会長 他
【専門】障害学(主として、知的障害のある人と家族の生活支援)
【著書】『非拘束社会の地平―精神保健医療・福祉システムの再構築』(共著、2020年)
『自分の障害を知る・可能性を見る みんなで知る見るプログラム』(監修、2020年)
『発達障害のある子どものきょうだいたち』(単著、2008年)他
14時35分から15時5分 休憩(マルチメディアDAISY展示と実演)
15時5分から15時20分 LLマンガを使った「旧優生保護法一時金支給法」の当事者向けパンフレット 藤澤 和子(大和大学保健医療学部教授)
15時20分から16時 LLブック「旅行へいこう!」ができるまで 藤澤 和子
川﨑 千加(ノートルダム清心女子大学日本語日本文学科准教授)
多賀谷 津也子(大阪芸術大学附属大阪美術専門学校参事)
小安 展子(Arawas Factory代表)
16時から16時30分 質疑応答 司会 岩崎 隆彦(姫島こども園施設長)
【総合司会】岩崎 隆彦
【企画】藤澤 和子 吉田 くすほみ
【主催】知的障がい・自閉症児者のための読書活動を進める会 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会
【共催】大阪市立中央図書館
【後援】近畿視覚障害者情報サービス研究協議会 公益財団法人大阪特別支援教育振興会 社会福祉法人大阪市手をつなぐ育成会