【開催報告】
第18回大阪市図書館フェスティバル
秋吉理香子講演会「小説を書いてみよう」
平成27(2015)年10月24日(土)、作家の秋吉理香子さんを中央図書館にお迎えし、ご講演いただきました。秋吉理香子さんは、『暗黒女子』『放課後に死者は戻る』などのミステリ作品が大人気で、新刊『聖母』は9月に刊行されたばかりです。
まず、小説家になるまで、そして『聖母』執筆に至るまでのことをお話しいただきました。Yahoo!JAPAN文学賞を受賞されたばかりの頃、ご自分ではミステリを書いたことがないと思っていたところ、編集者にこれはミステリですよと指摘されたというお話など、現在の作風につながる、興味深いお話でした。
次に、小説の書き方について、スクリーンに図を映し出しながらお話しいただきました。コントのネタを例にとり、短編作品に仕上げていく様子が大変わかりやすく、会場は大いに盛り上がりました。
最後に、双葉社の担当編集者、藪長さんに司会をしていただき、会場からの質問にお答えいただきました。本当に幅広いご質問がありましたが、ひとつひとつ丁寧にお答えになる姿が印象的でした。
秋吉さんの、チャーミングで親しみやすい話しぶりに、会場の皆様も魅了されていた様子でした。秋吉さん、藪長さん、楽しいお話をありがとうございました!
※秋吉さんが講演の中でおすすめされていた書籍はこちらです。
→『天気の好い日は小説を書こう』(集英社文庫) 三田 誠広/著∥集英社∥2000.3
『天気の好い日は小説を書こう -W大学文芸科創作教室- 』三田 誠広/著∥朝日ソノラマ∥1994.11
※当日配布資料はこちら→秋吉理香子さん作品リスト.pdf
※講演会終了後のインタビューを、大阪市立図書館メールマガジン第23号(2015年11月19日発信)に掲載していますのであわせてご覧ください。購読もぜひどうぞ。
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第18回大阪市図書館フェスティバル
秋吉理香子講演会「小説を書いてみよう」
『暗黒女子』『放課後に死者は戻る』等で大注目の作家、秋吉理香子さんに、新作『聖母』の制作過程について、また小説の書き方について語っていただきます。
【秋吉理香子さんプロフィール】
大阪市生まれ。作家。別名義でアニメの脚本などを手掛ける。早稲田大学第一文学部卒、ロヨラ・メリマウント大学院映画・TV修士課程修了。2008年「雪の花」でYahoo!JAPAN文学賞を受賞。翌年、短編集『雪の花』(小学館)を刊行。他に『暗黒女子』、『放課後に死者は戻る』がある。最新刊は『聖母』(いずれも双葉社)。
【日時】平成27(2015)年10月24日(土)
14時から15時30分(開場13時30分)終了しました
【場所】大阪市立中央図書館5階大会議室
【定員】300名(当日先着順)
【対象】どなたでも
【問い合わせ】大阪市立中央図書館 電話06-6539-3326
ちらしはこちらから→
秋吉理香子講演会ちらし.pdf★大阪市立図書館では、ほかにもたくさんのイベントを実施しています。⇒第18回大阪市図書館フェスティバルのお知らせをみる