学校図書館の開館回数を増やすとともに児童生徒の読書活動を推進する魅力ある学校図書館づくりを行うため、平成27年10月より、全小中学校に学校図書館補助員を配置しています。また、補助員のサポート体制として、学校図書館補助員チーフコーディネーター、学校図書館補助員コーディネーターを配置しているほか、中央図書館に「学校図書館支援グループ」を設置しています。
小学校では、学校図書館活性化事業で学校図書館支援ボランティアの養成を行い、学校図書館支援ボランティアによる学校図書館の開館時間の延長や図書の整理、読み聞かせ等の取組を行っています。中学校では、学校元気アップ地域本部事業で各校の実情に応じて、学校図書館の開館時間の延長や図書の整理等の取組を行っています。これらの取組により、児童生徒の読書意欲の醸成、読書習慣の確立に一定の成果が見られています。昨年度は、学校図書館の開館状況について、小学校では週当たり平均約4.5回、中学校では平均約5.5回であり、今後さらに、開館回数を増やしつつ、魅力ある学校図書館づくりを行い、児童生徒の読書活動の推進を図っていくためには、司書教諭をはじめとする教員を中心として行っている読書環境の整備や、ボランティアとのさらなる連携・協力に関する業務を補助することができる人材が必要です。